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マスク氏、アルトマン氏を皮肉る「誰もがRAMを持つ資格がある」
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イーロン・マスク氏が、OpenAIのCEOサム・アルトマン氏をX(旧Twitter)でからかいました。アルトマン氏がユーザーに自分のパソコンでAIを動かさせるのは良くない、と言ったことへの返事です。
何が起きたか
11月2日、マスク氏はXで「みんなRAM(メモリ)を持つ権利がある」と投稿しました。映画の俳優のミームを添え、OpenAIがクラウドのDRAMを独り占めしているのか、と皮肉りました。これは、10月30日にアルトマン氏が「ユーザーが自分の機器でAIを動かすのは良くない。RAMはデータセンター用に取っておくべきだ」と話したことへの返答です。マスク氏は、大きなゲームを動かすには不要な高性能パソコンが必要ないことを例に、他の冗談も投稿しました。アルトマン氏は返事をしていません。
二人の関係
二人は以前は親しい間柄でした。アルトマン氏が起業支援企業Y Combinatorを率いていた頃、マスク氏と会い、SpaceXのロケット工場も訪れました。しかし2017年までに関係は悪化しました。裁判の電子メールによると、マスク氏はOpenAIの支配権とCEOの座を求めましたが、アルトマン氏は反対し、他の共同創業者の支持を得ました。マスク氏は2018年に会社を去り、2023年にはxAIを立ち上げました。それ以来、二人はSNSでよく公の場で争っています。
主な数字と事実
- マスク氏は昨年、OpenAIとアルトマン氏を訴え、1340億ドルの賠償を求めました。しかし敗訴しました。
- 7月、Appleが企業秘密を盗んだとしてOpenAIを提訴しました。その後も二人はネット上で再び互いを攻撃しました。
- 9月、マスク氏は、メンフィスにある自社のデータセンター「Colossus 2」に55万個以上のAIチップがあると述べました。
- Colossus 2には11万個のNvidia GB200 GPUと44万個のGB300 GPUがあり、メモリは約147ペタバイトと推定されています。
なぜ重要か
AIのデータセンターが増えたため、RAMの価格は上がっています。マスク氏の投稿は、自分の機器にもっとメモリを積みたい一般ユーザーの立場に近いものです。ただし、マスク氏自身も世界有数のメモリを大量に使う施設を運営しています。そのため、この投稿は自分をネタにした冗談でもあります。今回の件は、AI業界のトップ2人の争いがSNS上で続いていることを示しています。
今後注目したいこと
- アルトマン氏やOpenAIがマスク氏の投稿に返答するかどうか。
- AIデータセンターの拡大に伴い、RAM価格が上がり続けるかどうか。
- AppleがOpenAIに起こした訴訟がどう進むか。
用語解説
- RAM
- パソコンやスマホが作業中のデータを一時的に置いておく、メモリのチップのこと。
- OpenAI
- ChatGPTなどのAIを開発している会社。
- データセンター
- インターネットのサービスを動かすため、コンピューターを大量に置いた施設のこと。
- Colossus 2
- マスク氏が率いる会社が、メンフィスに置いたとされる大型のAIデータセンター。
- GPU
- AIの計算を速く行うために使われる、画像処理用の高性能な半導体チップ。
- xAI
- マスク氏が2023年に立ち上げたAI企業。