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ヴィンテージの楽しみ:できるからという理由でレトロハードウェアを使ってAIエージェントを突いてみる
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AWS の開発者アドボケイト Darko Mesaroš さんが、昔のタイプライター式端末(テレタイプ)を AI コーディングエージェントの画面として使えるようにしました。役に立つかどうかより、「できるから作った」という遊び心のある試みです。
何が起きたのか
Mesaroš さんは、DECwriter というテレタイプに、AWS の AI コーディングサービス Kiro を接続しました。テレタイプは紙に文字を打ち出す古い機械です。キーボードで指示を入力すると、AI の返事が紙に印字されます。プロジェクトの中身は、古いハードと新しい AI をつなぐ小さなプログラムです。
押さえておきたい数字と事実
- テレタイプの速さは毎秒 30 文字ほどです。
- 使われたデバイスは WiModem232 です。これは Hayes 互換のモデムとして動きます。
- 出力を整えるために、Rust で書かれた小さなアプリが使われました。
- このプロジェクトは 1980 年代の DECwriter の時代から来た機械を使っています。
わかりにくい言葉をやさしく説明
Hayes モデムは、昔のパソコン通信で広く使われた接続の決まり方です。Agent Client Protocol(ACP)は、AI のコーディング支援ツールと他のプログラムがやり取りするための共通の決まりです。Mesaroš さんによると、この決まりを使えば、Claude Code や Codex など、ACP に対応したツールにも差し替えられるそうです。
なぜ大事なのか
このプロジェクトは、実用性よりも学びのきっかけとして面白い例です。Rust の知識、コンテナの扱い、ACP の理解、そして自由な発想が必要でした。古い機械を新しい技術でよみがえらせる取り組みは、技術を学ぶ楽しさを伝えてくれます。
注目したいポイント
- データが途中で消えたときに、再送する仕組みはまだありません。
- データをためておく仕組み(バッファリング)もありません。
- 他の AI ツールにも同じ方法が使えるかどうかが次の焦点です。
用語解説
- Kiro
- AWS が提供する、AI でコードを書く手伝いをするサービスです。
- WiModem232
- 古い機械をインターネットの掲示板などにつなぐための、Hayes 互換のモデム型の機器です。
- DECwriter
- 1970〜80 年代に使われた、紙に印字する端末(テレタイプ)です。
- Rust
- 安全で速いプログラムを書くための、プログラミング言語です。