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SenseTime、層を再利用して処理を深める90億パラメータのAIモデルをオープンソース公開
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中国のAI企業SenseTimeが、約90億パラメータのオープンソースAIモデル「SenseNova Loop-9B-Preview」を公開しました。同じ層を繰り返し使い、モデルの重みを増やさずに処理の深さを伸ばす仕組みです。
何が起きたのか
SenseTimeは10月30日に、「SenseNova Loop-9B-Preview」を公開しました。このモデルは文章と画像を入力でき、文章で答えを出します。文書の理解、プログラミング、外部ツールを使う作業に対応します。ポイントは、同じ処理のかたまりを2回使って計算を深くしていることです。モデルの重みをコピーして増やしてはいません。
主な数字と事実
- パラメータ数は約90億です。
- 共有の処理ブロック(デコーダ層24個)を2回実行します。
- 学習の設定では、最大262,144トークンの長さの入力に対応します。
- 学習データには、文章、画像、コード、ツール利用の例が含まれます。
- モデルの重み、推論(動かし方)の手順、学習の手引きが公開されています。ライセンスはApache 2.0です。
初めての人向けの説明
AIモデルは、多くの「層」を重ねて情報を処理します。一般に層を増やすと賢くなりますが、その分だけ重みが増え、保存や動作に大きな力が必要になります。今回のモデルは、同じ層を繰り返し使うことで、重みを増やさずに処理の道筋を長くしています。
なぜ重要なのか
無料で公開されたモデルなので、研究者や開発者が自分で試し、改良できます。少ない重みで深い処理を行えるなら、小さめの計算機でもAIを動かしやすくなる可能性があります。ただし、この記事は性能の比較結果までは示していません。
今後注目したい点
- 実際に使った人が、性能や速さをどう評価するか。
- 「Preview(試用版)」から正式版へ進むかどうか。
- 同じ仕組みを使う別のモデルが出てくるかどうか。
用語解説
- SenseTime
- 中国のAI企業で、画像認識や生成AIなどの技術を開発している会社です。
- パラメータ
- AIモデルが学習で調整する数字のことで、モデルの大きさを表す目安になります。
- デコーダ層
- AIが入力から答えの文章を作るときに使う処理の層のことです。
- トークン
- AIが文章を読むときの最小の区切りで、単語や文字の一部にあたります。
- オープンソース
- ソフトウェアやモデルの中身を誰でも見て、使い、改良できるように公開することです。
- Apache 2.0
- オープンソースソフトウェアでよく使われる利用許諾(ライセンス)の一つです。