UK — The Register
VMware、欧州ユーザー向けに低価格版vSphereの販売とサポートを静かに延長
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VMwareは、低価格向けのvSphere 8(StandardとEnterprise Plus)について、欧州のユーザー向けに販売とサポートを静かに延長しました。サーバー仮想化ソフトの古い版を、もう少し長く使えるようにする動きです。
何が起きたのか
VMwareは、2026年11月4日のブログ記事で、新しい低価格製品「vSphere Express」を発表しました。そのとき、欧州経済領域(EEA)の顧客向けに、vSphere 8の一部版の販売とサポートを延長する一文も入れていました。ただし、記者が最初に見た版にはこの一文がなく、後から見つかったものです。
主な数字と日付
- vSphere 8のStandardとEnterprise Plusは、2027年10月31日まで販売を続けます。
- 延長サポートは、契約期間の終わりか2028年10月31日のどちらか早い方まで付きます。
- 一般サポートの終了日は2027年10月11日です。延長はそれより1年以上長くなります。
- 延長の対象は、より新しいvSphere 8やCloud Foundation 5.xではなく、低価格版の2つです。
なぜこの話が出てきたのか
BroadcomはVMwareを買収しました。その後、VMwareは永続ライセンスより月額・年額の契約を優先するようになりました。欧州では、規制当局が買収を改めて調べています。業界団体CISPEの働きかけで、欧州委員会が競争法(独占禁止)の調査を始めました。今回の延長は、その圧力と関係があるとみられています。
なぜ大事なのか
企業は、古いソフトを新しいものに移すのに時間がかかります。今回の延長で、欧州の企業は最大12か月ほど余裕ができるかもしれません。ただし、アナリストは、延長後のサポート内容がまだ詳しく示されていないと指摘しています。また、欧州以外の地域でも同じ扱いになるかは分かっていません。
今後注目すべき点
- VMwareが、延長サポートの具体的な内容を公表するかどうか
- 欧州委員会の調査がどこまで進むか
- 他の地域の顧客も、同じ延長を受けられるかどうか
- vSphere 8からVCF 9などへの移行を、企業がどれだけ進めるか
用語解説
- VMware
- サーバーや仮想マシンを動かすソフトを作る会社です。今はBroadcomの一部です。
- vSphere
- VMwareの、サーバーを仮想化して一台で複数の仮想マシンを動かすための製品群です。
- Broadcom
- 半導体や通信機器を作る大企業で、VMwareを買収しました。
- CISPE
- 欧州のクラウド基盤サービス会社が集まる業界団体です。
- Cloud Foundation
- VMwareの製品で、仮想化とクラウドの機能をまとめたものです。VCFと略されます。