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イーエスティー、静電チャック事業を半導体・ガラス基板へ拡大 顧客受注を確保
半導体1分で読めます
韓国の電子部品会社イエスティ(이에스티)が、ディスプレイ向けの部品「静電チャック(ESC)」の事業を、半導体やガラス基板へ広げると発表しました。株式公開(IPO)の準備を進めるなかでの発表です。
何が起きたのか
イエスティは、ディスプレイ向けの静電チャック(ESC)が主力の会社です。これから半導体やガラスコア基板の分野にも事業を広げます。すでに20社以上の半導体企業とテストを行い、9社から顧客として認められました。次世代のガラスコア基板向けのESCも受注しています。金融の説明会で、金永坤(キム・ヨンゴン)社長がこの成長戦略を説明しました。
数字で見るポイント
- テストを行った潜在顧客は合計22社、提供した製品は61個
- 9社から21個の製品について品質テストの承認を得た
- 半導体分野の今年の売上見込みは96億ウォン、2028年には378億ウォンに増える見通し
- 株式公開では、公募株式は220万株、希望価格の範囲は1万600〜1万2400ウォン
静電チャックとは
静電チャックは、静電気の力を使って、ガラス基板や半導体の材料(ウェーハ)を水平に吸い付けて固定する部品です。部品がしっかり固定されると、良品の割合(歩留まり)を安定させやすくなります。そのため、製造工程でとても大切な役割を持ちます。
なぜ重要なのか
イエスティは、ディスプレイ分野で量産の経験を積んできました。その経験を生かして、半導体の交換用部品市場にも入ろうとしています。新しい市場で受注が増えれば、会社の売上と成長につながります。株式公開で得たお金は、工場の設備や技術開発に使う予定です。
今後注目したい点
- 2028年までに承認製品が57個に増えるかどうか
- ガラスコア基板向けの大型ESCが、国内大手企業の市場に入れるかどうか
- 来年6月に量産品の受注があるかどうか
- 有機ELの新しい生産ラインへの投資が進み、製品の発注が出るかどうか
用語解説
- ESC
- 静電気の力で基板やウェーハを固定する部品。静電チャックとも呼ばれる。
- ガラスコア基板
- 次世代の半導体パッケージに使われると期待されるガラス製の基板。
- IPO
- 株式を一般の投資家に公開して売り出すこと。株式公開のこと。