US — The Verge
トラック大のNASA宇宙望遠鏡がまもなく地球に落下する
宇宙1分で読めます
NASAの宇宙望遠鏡「スイフト」が、まもなく地球に落ちてくる見通しです。高い軌道に戻す試みが失敗したため、大部分は大気中で燃え尽きると予想されています。
何が起きたのか
打ち上げから約22年たったNASAの宇宙望遠鏡「スイフト」が、水曜日に地球へ落ちてきます。もとの高さに押し上げる作業が失敗したためです。NASAは、再突入の時刻を米国東部時間の午前3時30分ごろと見込んでいます。ただし、前後11時間のずれがあり得るとしています。
数字で見るスイフト
- 重さは約3,200ポンド(約1,450キログラム)
- 高さは5.6メートル(18.4フィート)
- 幅は5.4メートル(17.7フィート)。ただし、この幅の多くは広がる太陽電池パネルです
- 地球の人に被害が出る確率は約2,100分の1(低いとされています)
- 残った部品が落ちる場所は、南北緯20.6度の間に限られます
スイフトとは
スイフトは、もともと2年間の任務で「ガンマ線バースト」という、宇宙で起きる強い光の爆発を調べるために作られました。しかし、その後も長く働き続け、いろいろな種類の光を調べる観測衛星として使われました。太陽からの嵐で軌道が下がったため、落下が近づきました。NASAは今年、救助に向かった「Link」という宇宙船に技術的な問題が起きたため、救出をあきらめました。
なぜ大事なのか
大きな宇宙機が地球に落ちるとき、どこに何が落ちるかを予測することが重要です。今回は、ほとんどが燃え尽きるため、被害の心配は小さいとされています。それでも、宇宙の古いものが戻ってくる時の安全を考える良い例になります。
これから注目したいこと
- NASAと米宇宙軍が、再突入を監視し、予測を更新します
- NASAのブログで、落下の最新情報が発表されます
- 残った部品が、どの地域に落ちたかの確認
用語解説
- NASA
- アメリカの宇宙開発を担う政府機関です。