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HD현代マリンソリューション「AM事業は安定局面、DFエンジン基盤に売上は成長継続」
政策・産業2分で読めます
HD現代マリンソリューションは、今年第3四半期の売上高が四半期として過去最高になったと発表しました。船のアフターマーケット事業が安定し、二元燃料エンジンの納入が増えることで、今後も売上が伸びると見込んでいます。
何が起きたのか
HD現代マリンソリューションは、船やエンジンの修理・整備を行う会社です。同社は26日に第3四半期の決算説明会を開きました。売上高は6501億ウォン、営業利益は957億ウォンでした。売上高は四半期の過去最高ですが、営業利益は市場の予想を下回りました。同社の中核であるアフターマーケット(AM)事業、つまり船を売った後の修理やサービス事業が安定してきました。そのため、短期の単発注文による一回限りの売上は減り、計画していた受注が売上につながりやすくなりました。
主な数字
- 第3四半期の売上高:6501億ウォン(前年同期比26.7%増)
- 第3四半期の営業利益:957億ウォン(前年同期比2.2%増)
- 営業利益率:14.7%(3.5ポイント低下。Goltensの買収に伴う一回限りの費用が原因)
- 環境ソリューションの売上高:393億ウォン(前年同期比17.3%増、前四半期比13.2%減)
- Goltensの2025年売上見通し:約1億4000万~1億5000万ドル、営業利益率は約10%
Goltens買収とその他の計画
今月初め、同社は世界的なエンジンの整備・修理会社Goltensを買収すると発表しました。8日に株式売買契約に署名し、買収に関する不確実性が取り除かれました。買収は来年初めに完了する見込みです。第4四半期からは、買収後の統合(PMI)を始め、協力方法の検討とコスト削減を進める予定です。また、AI向けデータセンターの電源として使う中型エンジン「Himsenエンジン」の計画もあります。5月に米国企業AEGと覚書(MOU)を結びましたが、この事業からの売上は2029年以降になる見込みです。
なぜ重要か
アフターマーケット事業は安定した収入をもたらします。二元燃料エンジンは長期的な成長源と見られています。安定した中核事業と計画中の買収は、会社の成長を支える可能性があります。一方で、今期の利益率の低下や、合併後にかかるかもしれない追加費用は、利益が上下しやすいことを示しています。大型プロジェクトの時期は、政府の許可にも左右されます。
今後注目すべき点
- Goltensの買収が、来年初めに予定どおり完了するか
- 第4四半期からのPMIが、コストと節約にどう影響するか
- 二元燃料エンジンの受注が売上を増やし続けるか
- LNG浮体式貯蔵再ガス化設備(LNG-FSRU)事業の政府許可の時期(来年の上半期または下半期に後ろ倒しになっている)
- AEGとのデータセンター案件が署名に至るか(まだ確定していない)
用語解説
- アフターマーケット(AM)
- 船を売った後に行う修理、整備、部品などのサービス事業のこと。
- Goltens
- 世界で船のエンジンの整備・修理を行う会社。今回の買収対象。
- Himsenエンジン
- 船やデータセンターの発電などに使われる中型エンジンのこと。
- 二元燃料エンジン
- 燃料を切り替えて使えるエンジンのこと。LNG(液化天然ガス)などを使える。