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怪物の背骨――エヌビディアがネットワーク大手へと上り詰めた道のり
半導体2分で読めます
Nvidia は、AI 向けの半導体(GPU)で有名ですが、今では「データセンター内をつなぐネットワーク機器」でも大きな会社になりました。その成長の大きなきっかけは、2019 年に 69 億ドルで買収した Mellanox です。
何が起きたのか
記事は、Nvidia がネットワーク業界の大手になったことを伝えています。データセンター向けのイーサネット販売では、他のどの会社よりも多くなりました。Nvidia の CEO ジェンセン・ファン(Jensen Huang)は、2019 年の Mellanox 買収で、この道を歩み始めました。
数字で見るポイント
- Mellanox の買収額は 69 億ドル(約 6.9 billion ドル)でした。
- Nvidia の第 2 四半期のネットワーク売上は 175 億ドル(17.5 billion ドル)を超えました。
- 同じ期間の Cisco の売上は、全製品合計で 173 億ドル(17.3 billion ドル)でした。
- つまり、Nvidia のネットワーク売上は Cisco の全売上よりも多かったことになります。
なぜ買収したのか
買収前の Mellanox は、イーサネット機器では大きな名前ではありませんでした。主に ConnectX という NIC(コンピューターをネットワークにつなぐ部品)と、InfiniBand というスイッチで知られていました。Nvidia は、顧客が GPU やサーバー単体ではなく、システムをまとめた「クラスター」を求めていると考えました。そのため、機器どうしを高速につなぐ技術が必要でした。
なぜ重要なのか
Nvidia は、計算用の GPU とネットワーク機器を一緒に設計しています。これは「co-design(共同設計)」と呼ばれる考え方です。アナリストは、この統合が Nvidia の成功の鍵だと話しています。顧客は、導入が簡単で、早く使い始められるため Nvidia を選んでいます。AI の仕事では、データをやり取りする量が多いため、ネットワークの良し悪しが全体の速さを左右します。
今後注目したいこと
- Nvidia のネットワーク売上が今後も伸び続けるか。
- Cisco など他社がどのように対抗するか。
- AI データセンターで、InfiniBand とイーサネットのどちらが広く使われるか。
用語解説
- Nvidia
- GPU と呼ばれる画像・AI 向けの半導体を作る会社です。ネットワーク機器でも大きな力を持っています。
- Mellanox
- 2019 年に Nvidia が買収した、ネットワーク機器の会社です。NIC や InfiniBand スイッチで知られていました。
- Cisco
- ルーターやスイッチなど、ネットワーク機器を作る大手会社です。
- InfiniBand
- サーバーやコンピューターを高速につなぐための通信技術です。主にスーパーコンピューターで使われます。
- NIC
- コンピューターをネットワークにつなぐための部品(ネットワークカード)です。