US — The Verge
サム・アルトマン氏「RAMは机の上よりデータセンターにあるほうがいい」
半導体1分で読めます
OpenAIのサム・アルトマンCEOは、RAM(メモリ)は個人のパソコンではなくデータセンターに置いたほうがよいと語りました。世界的なメモリ不足の中で、この考えが注目されています。
何が起きたのか
ポッドキャスト番組に出演したアルトマン氏は、RAMの不足について聞かれました。彼は、多くの人が自分のパソコンでAIを動かしたがっていると述べました。そして、個人のパソコンに世界の限られたDRAM(メモリの一種)を置いて、5%ほどしか使わないのは「とてもひどい」ことだと話しました。データセンターでまとめて使えば、限られた資源を無駄なく使えるという考えです。
数字で見るポイント
なぜRAMが足りないのか
AIを動かすには大量のメモリが必要です。SamsungやSK Hynixといったメモリ会社は、クラウドサービスの運営会社やOpenAIの「Stargate」のような計画と長期契約を結んでいます。そのため、世界のRAMの生産量の多くがこれらに確保されています。
なぜ大切なのか
メモリ会社がAI向けの大きな契約を優先すると、一般向けのノートパソコンやスマートフォンに回る部品が減ります。その結果、身近な電子機器の値段が上がっています。ふだん使う機器の値段にも関わる話なので、多くの人にとって重要です。
今後注目したい点
- メモリ不足が2028年や2030年まで続くのか。
- メモリ会社がAI向けの契約をさらに増やすのか。
- パソコンやスマートフォンの値段が今後どう変わるのか。
用語解説
- RAM
- パソコンが作業中のデータを一時的に置いておく部品。多いほど同時に多くの作業ができる。
- DRAM
- RAMの代表的な種類で、コンピュータが使うメモリの一つ。
- データセンター
- インターネットのサービスを支えるための、大量のコンピュータを置いた施設。
- Samsung
- 韓国の大手電子機器メーカー。メモリや半導体を作っている。
- SK Hynix
- 韓国の半導体メーカー。メモリ用の半導体チップを作っている。
- Stargate
- OpenAIなどが進めている、大規模なAIデータセンター計画の名前。