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ベトナム人エンジニアが開発した28nmセキュリティチップ
半導体2分で読めます
ベトナムの通信大手Viettelと政府暗号委員会が共同で作った、データを守るためのセキュリティチップ「VGC v1.0」が発表されました。このチップは新しいベトナム製セキュアチッププラットフォームの最初の製品です。
何が起きたのか
Viettelと政府暗号委員会(Ban Cơ yếu Chính phủ)は、11月3日にVGC v1.0チップを発表しました。このチップは、デジタル機器の中のデータを守るためのものです。ベトナムの国内暗号方式「MKV」を、ソフトウェアではなくチップの回路に直接組み込んでいます。そのため、外国製のチップに頼らずに情報を守れます。
主な数字と特徴
なぜチップの中に暗号を入れるのか
政府暗号委員会は、国家機密を守る暗号ソフトウェアはすでに完全に管理していると話しています。一方で、外国製のチップにはデータが漏れる心配があります。暗号の仕組みをチップの中に入れることで、その穴をふさぐことを目指しています。役割分担は、Viettelのチーム が回路の設計を担当し、暗号委員会が安全のルールと試験の基準を決めます。
なぜ重要なのか
この動きは、ベトナムが暗号の数学から、チップの設計、試験までを自分たちで管理しようとしていることを示します。このチップは政府と民間の両方で使える「デュアルユース」です。最初の用途は、党・政府・国防機関向けの安全なUSBメモリと、国のデジタル署名制度で使うデジタル署名トークンです。
今後注目すべき点
- 新しい協力合意のもとで、大量生産に入るかどうか
- デジタル署名トークンや、より広い公共サービスで使われるかどうか
- AI、6G通信、スマートカメラ、ドローン、ロボット向けの新しいチップ計画
- チップ設計、暗号、ハードウェアセキュリティを学ぶ技術者の育成
用語解説
- Viettel
- ベトナムの大手通信会社。今回のチップの回路設計を担当。
- MKV
- ベトナムの国内暗号方式(暗号の計算のしかた)。チップに組み込まれている。
- トランジスタ
- 電気の流れをオンとオフで切り替え、データを処理する非常に小さな部品。
- CMOS
- 現在のコンピューターチップで広く使われている半導体の作り方。
- デジタル署名トークン
- 電子の署名を本人が行うための、小さな認証用の機器。