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トヨタ、モデル重みとOSを内蔵メモリに格納するSoCを披露
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トヨタの関連会社アイシンと東北大学が、AI のモデルとOSを同じチップ内のメモリに入れた新しいチップを発表しました。外部メモリを使わないことで、起動の速さと処理の効率を高めます。
何が起きたのか
トヨタの大株主である部品メーカーのアイシンが、車や ロボットなどで使う AI 向けのチップ(SoC)を発表しました。このチップは、AI モデルの重みとOSを、チップの中に組み込まれたメモリ(STT-MRAM)に保存します。研究では東北大学も協力しています。
主な数字と事実
- 電源を入れてからカーネル(OSの中心部分)が動き出すまで 65.7 ミリ秒。外部メモリを使う場合より 38 倍速いとしています。
- AI モデルの重みのデータ量を 17.7MB から 9.36MB へ、53% 減らしました。精度は 16 ビットのまま保っています。
- チップは 16nm の製造技術、Arm の Cortex A53 の 2 コア CPU、Arm の Mali G31 GPU を使います。
- 物体検出のアルゴリズム Tiny YOLOv3 をこのチップ上で動かせるとしています。
なぜ外部メモリが問題なのか
今のチップは、AI モデルを外部のメモリに置くことが多いです。そのため、プロセッサとモデルの間で大量のデータがやり取りされます。アイシンは、これが画像認識などの処理を遅くすると考えています。さらに、今は DRAM が非常に高価です。
なぜ大切なのか
車や ロボットが周りを見て素早く判断するには、AI を機器の中で動かす必要があります。チップ内にメモリを置く方法は、速さと費用の面で近道になるかもしれません。一方で、NvidiaやQualcommなどの大手も、車メーカーに自社のチップを売ろうとしています。
今後注目すべき点
- アイシンがこのチップをいつ、そして本当に量産するのかどうか。
- 実際の車やロボットで、速さや効率がどこまで出るか。
- NvidiaやQualcommなどとの競争がどう進むか。
用語解説
- SoC
- 1 つのチップの中に、CPU、GPU、メモリなどをまとめた部品のこと。
- STT-MRAM
- 電源を切ってもデータが消えにくい、チップ内蔵型のメモリの一種。
- DRAM
- パソコンや機器で使われる、データを一時的に置くメモリ。
- Tiny YOLOv3
- 写真や映像の中から物を見つける、軽量な AI の物体検出アルゴリズム。