US — Ars Technica
国際的な批判を受けて中止された、米国支援による乳児向けワクチン試験
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ギニアビサウ政府が、アメリカが資金を出し、デンマークの研究者が行う予定だった赤ちゃん向けのB型肝炎ワクチンの臨床試験を正式に断りました。国際的な批判が強まったことが背景にあります。
何が起きたのか
ギニアビサウ政府は、生まれたばかりの赤ちゃんに打つB型肝炎ワクチンの影響を調べる試験を拒否しました。この試験はデンマークの研究者が行い、アメリカが資金を出す予定でした。研究者のクリスティーネ・スタベル・ベンさんによると、閣僚評議会が10月16日に、この研究を受け入れないことを改めて正式に決めたといいます。その前の月曜日には、警察が研究所の事務所に入り、ワクチンを押収しました。
主な数字と事実
なぜ問題になったのか
B型肝炎ワクチンは何十年も使われ、安全で効果があるとされています。今回の試験は、このワクチンを一部の赤ちゃんに打たないことで、思わぬ悪影響があるかを調べる計画でした。専門家の多くは、これは倫理に反すると批判しました。B型肝炎に感染すると、一生続く病気になり、肝硬変やがん、早すぎる死につながることがあるからです。
なぜ大切なのか
赤ちゃんは自分で身を守ることができません。そのため、研究を行うかどうかは、特に慎重に判断する必要があります。今回の件は、どの国で、どんな研究を、誰が資金を出して行うのかについて、倫理と信頼の大切さを示しています。研究者は、その国の政府が決める権利を尊重すると述べています。
これから注目されること
- 今後、同じような研究の計画が別の国で出てくるかどうか
- 押収されたワクチンや事務所の捜査がどうなるか
- WHOや各国の専門家が、ワクチンの安全性についてどう発表するか
用語解説
- B型肝炎ワクチン
- B型肝炎というウイルス病を防ぐための予防接種のことです。
- 臨床試験
- 人を対象に、薬やワクチンの効果や安全性を確かめる研究のことです。
- WHO
- 世界保健機関。世界の健康を守るために国連の下で活動している組織です。
- 肝硬変
- 肝臓が硬くなり、うまく働かなくなる病気のことです。
- 慢性B型肝炎
- B型肝炎ウイルスが体の中に長く残り、治りにくくなった状態のことです。