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木曜日:欧州のチップ設計に数百万ユーロ、OpenAIがGitHubの代替に
半導体2分で読めます
EUが、ヨーロッパの新しいチップ設計会社を助けるために5億2500万ユーロを使います。同じ時期に、OpenAIはソフトウェアツールの新興企業Pierre Computerを買収し、AIを使ったコーディングの仕組みを自社で作ろうとしています。
EUがチップ設計会社を支援
EU(欧州連合)は、ヨーロッパで新しくコンピュータチップを設計する会社を支えるために、5億2500万ユーロを投資します。これはEUのChips Act(半導体法)の重要な一部です。目的は、ヨーロッパが高性能なチップを自分たちで設計する力をつけることです。参加企業は、設計ツール、サポートサービス、知的財産権(アイデアや設計を守る法的な権利)、そしてチップを作る工場を使えるようになります。
数字で見るポイント
- EUの投資額は5億2500万ユーロです。
- EUによると、ヨーロッパのチップ設計会社が世界のチップ設計の売上に占める割合は1%未満です。
- EUの狙いは、アメリカや中国に追いつくことです。
OpenAIがPierre Computerを買収へ
OpenAIは、ソフトウェア開発のためのオープンソースツール(誰でも中身を読んで変えられる無料のプログラム)を提供する新興企業Pierre Computerを買収する計画です。このツールの一部はすでにCodexに組み込まれています。Codexは、OpenAIのAIツールで、コードを書いたり作業を自動化したりするのを助けます。この動きで、OpenAIはAIを使ったコーディングの仕組みを自社で作ろうとしています。これにより、OpenAIはプログラマーがコードを保存して共有する場であるGitHubのライバルになります。
OpenAIとMicrosoftの関係
GitHubは2018年からMicrosoftが所有しています。MicrosoftはOpenAIに何十億ドルもの投資をしており、今でもOpenAIの約4分の1を持っています。両社は協力相手ですが、ほかの分野では競争もしています。OpenAIは、コードの変更を追跡するツールGitの周辺の仕組みを、さらに良くしていく必要があると述べています。
なぜ大切なのか
チップは、電気で動くほとんどの機器に使われています。そのため、ヨーロッパはアメリカやアジアへの依存を減らしたいと考えています。ソフトウェアの世界では、プログラマーが使うツールを誰が握るかで、会社の力が大きく変わります。今回の動きは、AI企業がAIモデルだけでなく、コーディングの工程全体を自分たちの手に収めたがっていることを示しています。
用語解説
- Pierre Computer
- ソフトウェア開発用のオープンソースツールを作る新興企業です。
- Codex
- OpenAIのAIツールで、コードを書いたり作業を自動化したりします。
- GitHub
- プログラマーがコードを保存して、他の人と共有するためのサービスです。Microsoftが所有しています。
- Git
- コードの変更履歴を記録して管理するためのツールです。
- オープンソース
- 誰でも中身を読んで、使ったり変えたりできるソフトウェアのことです。