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半導体製造:EU、チップ設計プラットフォームに数億ユーロを投資
半導体2分で読めます
EUは、ヨーロッパの企業がコンピューター用の半導体(チップ)を設計しやすくするため、新しい「欧州チップ設計プラットフォーム」に5億2500万ユーロを使うと発表しました。目的は、米国や中国に追いつくことです。
何が起きたのか
EUは、ヨーロッパの企業が先進的なチップを設計できるように、新しいプラットフォームを立ち上げました。デジタル技術などを担当するヘンナ・ビルクネン欧州委員が発表しました。このプラットフォームは、EUの「欧州チップ法」の一部です。企業は、道具、支援サービス、チップの部品、チップを作る工場への利用などを受けられます。
数字で見るポイント
- 合計は5億2500万ユーロ。
- 内訳は、EUと加盟国からの補助金4億4000万ユーロと、クラウド基盤・支援サービス・オープンソースの設計ツールなどに使う8500万ユーロ。
- 欧州のチップ設計企業が世界のチップ設計売上に占める割合は1%未満(EU委員会の発表)。
- 先進的な新興企業は、チップ開発の高い費用をまかなうため、最大1600万ユーロの補助金を受けられる。
そもそもチップとは
チップは、スマートフォン、自動車、AIシステムを動かす小さな部品です。チップ設計は、工場で作る前に、エンジニアがチップの働きを決める計画の段階です。欧州チップ法は2023年に成立しました。ヨーロッパでのチップ生産を増やし、供給網を安全にし、米国や中国への依存を減らすことを目指しています。今年6月、EUは「second Chips Act」を含むより大きな技術主権のパッケージも提案しました。7月には、ドイツが進める4つの工場計画(総額6億5900万ユーロ)をEU委員会が承認しています。
なぜ重要なのか
ヨーロッパに強いチップ工場を作るには、そこで作られるチップを設計する企業が必要です。ビルクネン氏は、活発な設計産業が工場への需要を生み、ヨーロッパ全体のチップの供給網を強くすると述べています。新興企業にとっては、一人では払いきれない高い開発費を補助金でまかなえる可能性があります。
今後注目したい点
- どれだけの新興企業が申請し、どの企業が選ばれるか。
- 欧州の設計企業が世界市場でのシェアを伸ばせるか。
- 需要の増加を受けて、ヨーロッパに新しいチップ工場が開くか。
- 提案されているチップ法2.0が、チップ生産のルールをどう変えるか。