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マイクロソフト、株主投票の可能性:排出削減計画に株主の関心集まる
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マイクロソフトの株主が、同社の温室効果ガス(CO2などの地球温暖化の原因ガス)削減計画について説明を求める提案を出しました。12月8日の年次株主総会で投票される見通しです。
何が起きたのか
投資会社のTrillium Asset Managementが、マイクロソフトに対して2030年の排出目標にどう到達するかを説明するよう求めています。株主提案「Proposal 4」を支持し、次の株主総会で投票にかける予定です。マイクロソフトは2020年に、2030年までに「カーボンネガティブ(排出より多くの炭素を取り除く状態)」になると約束していました。
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なぜ排出が増えたのか
2020年代に入り、AIの開発が急速に進みました。AIを動かすには高性能なコンピューターが必要で、それを置くデータセンターの建設も大きく増えています。マイクロソフトはこの需要で利益を得ている一方、排出量は目標とは逆の方向に進んでいます。主な原因は、データセンターの建設などから出る間接排出(スコープ3)です。
なぜ重要なのか
株主提案は、目標に届かないと同社の信頼性が下がり、投資家の信頼も失われるおそれがあると警告しています。提案書によると、AIやクラウドへの投資について説明が不十分だとして、すでに投資家から法的措置も取られています。一方で、気候変動を経済の大きなリスクと考える大口の機関投資家にとっては、具体的な計画の開示は価値があるとも述べています。
今後注目すべき点
- 12月8日の株主総会でProposal 4が可決されるかどうか。
- マイクロソフトが具体的な削減計画と計算の根拠を公表するかどうか。
- AIデータセンターの拡大が、2030年の目標とどう両立するか。
用語解説
- Trillium Asset Management
- 持続可能性を重視した投資を助ける投資アドバイザーの会社です。
- カーボンネガティブ
- 排出する量より多くの二酸化炭素を取り除く状態のことです。
- スコープ2
- 企業が購入した電気などのエネルギーに伴う間接的な温室効果ガス排出のことです。
- スコープ3
- データセンター建設など、企業の活動に関連する他の間接的な排出のことです。
- CO2換算
- 温室効果ガスの量を、二酸化炭素に置き換えて同じ単位で表す方法です。