UK — The Register
Linuxがアップルの装いを取り入れ、Mac風デスクトップが増殖中
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Linuxのデスクトップ(画面の操作環境)に、Macのような見た目を目指す新しいプロジェクトが次々と登場しています。見た目の完成度を競う動きが広がっている、という記事です。
何が起きたのか
Linuxは多くのことができますが、見た目の美しさは得意ではありません。そこで、Appleの Mac に似た見た目と使い心地を持つ新しいOSやデスクトップが増えています。例えば、アルゼンチンの Lord OS は Debian の上に作られた新しい画面環境です。Cutefish は以前に止まっていた計画が復活し、版1.0に到達しました。
主な数字と事実
- Cutefish は版1.0になり、x86-64 と Arm64 の両方に対応しました
- Ukrainian Desert OS は版5.5で、約1年前にできたとは思えない成熟ぶりです
- ClokeOS は Xfce を画面に使い、土台に Apple の FOSS の XNU カーネルを使っています
- PearOS Linux は KDE Plasma の上に作られた、とてもMacらしい見た目のOSです
なぜMacに似せたいのか
Linuxの利用者は、Macの見た目にあこがれることが長く続いてきました。新しいMacの macOS は、見た目は洗練されていますが、中身はUnix(昔からある OS の仕組み)に近いものです。また、Firefox や LibreOffice など、Linuxで人気のアプリの多くはMac版もあります。さらに、2006年から2020年までのIntel製Macは、今ではAppleのサポート対象から外れつつあります。古いMacを使い続けるために、OpenCore Legacy Patcher(OCLP)という道具も使われています。
なぜ重要なのか
Macに似た見た目のLinuxが増えると、Macから乗り換えたい人や、古いパソコンを活かしたい人にとって選択肢が広がります。また、AIを使った開発ツールで多くの種類の版を素早く作れるようになったことも、開発の速さを変えつつあります。ただし、記事の筆者は、見た目より機能を重視する立場です。
今後注目したいこと
- 新しいLinux系OSが、正式版としてどこまで完成度を上げるか
- Cutefish の Reef など、Macアプリを動かす互換層がどこまで使えるか
- OCLP 3.0 の正式版がいつ出て、古いMacをどこまで支えられるか
用語解説
- Linux
- パソコンなどで使われる、無料で中身を公開しているOSの仲間です。
- Debian
- 多くのLinuxの土台になっている、昔から続く配布版(ディストリビューション)です。
- Xfce
- Linuxで使われる、軽くて動きが速い画面環境(デスクトップ)です。
- OpenCore Legacy Patcher
- 対応が切れた古いIntel製Macに、新しいmacOSを入れるための道具です。