KR — ZDNet Korea
半導体の成果を、バイオヘルス企業が引き継ぐ
政策・産業2分で読めます
韓国の製薬会社セルトリオンとサムスンバイオロジクスなどのグループ会社が、2026年第3四半期に好調な決算を発表しました。高価な薬の「ジェネリック(後発薬)に近い薬」であるバイオシミラーが、成長の大きな力になりました。
何が起きたか
韓国のセルトリオン、サムスンバイオロジクス、そのグループ会社サムスンバイオエピスは、2026年第3四半期に好調な業績を発表しました。3社とも、すでに売られている薬より安い「バイオシミラー」を作ったり開発したりしています。セルトリオンは、四半期ごとの売上と営業利益が過去最高になりました。また、3社は新しい薬の研究にも多くのお金を使っています。
主な数字
- セルトリオン:売上1兆5755億ウォン(53.1%増)、営業利益5253億ウォン(74.3%増)、営業利益率33.3%
- セルトリオンの新製品ラインの売上は9058億ウォンで、バイオ医薬品の売上の約67%を占めました。
- サムスンバイオエピス:売上4422億ウォン、営業利益1326億ウォン
- サムスンバイオロジクス:売上1兆4903億ウォン、営業利益6401億ウォン。通年の売上成長率の見通しを20%に引き上げました。
- サムスンバイオロジクスは2026年3月、米国メリーランド州ロックビルの工場を買収しました。
バイオシミラーとは
バイオ医薬品は、生きた細胞を使って作られる薬です。バイオシミラーは、そのような薬に非常によく似せて作られた薬です。元の薬の特許(独占的に売れる権利)が切れると、各社はバイオシミラーを売れるようになります。その結果、患者はより安く薬を買えるようになります。セルトリオンとサムスンバイオエピスは世界中で販売し、サムスンバイオロジクスは他社から依頼を受けて薬を作る仕事をしています。
なぜ重要か
今回の結果は、韓国の製薬会社が新しい薬への投資を続けながらも、高い利益を出せることを示しています。セルトリオンは、新しい製品の売上が速く伸びています。今は米国で「Omlyclo(オムリクロ)」の発売も進めています。こうした企業の成長は、世界の薬市場で韓国が競争力を高める助けになるかもしれません。
今後注目すべき点
- セルトリオンが、2026年末までにバイオ医薬品の売上の70%を新製品ラインにできるかどうか。
- 月初めに発売されたOmlycloが、米国でよく売れるかどうか。
- サムスンバイオロジクスが、PolyPeptide Groupの買収を完了できるかどうか。規制当局の承認が必要です。
- サムスンバイオエピスが開発中のがんと肥満の薬が、次の段階の試験に進めるかどうか。
用語解説
- Omlyclo
- セルトリオンが米国で発売を進めているバイオシミラーの薬です。