UK — The Register
Topcoatが Rustによるサーバーサイド Webアプリのレンダリングを可能に
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Rust という言語で作られた新しいフレームワーク「Topcoat」は、Webアプリをサーバー側で描画できるようにするものです。Amazon Web Services のエンジニア、Carl Lerche 氏が発表しました。
何が起きたのか
Rust は、普段はコンピューターの処理を速く安全に行うために使われる言語です。Web開発にはあまり使われてきませんでした。今回、Carl Lerche 氏が、Rust で Web アプリを動かすためのフレームワーク「Topcoat」を紹介しました。Topcoat は Rust のコードを、ブラウザが読める JavaScript に変換します。多くの処理はサーバー側で行われ、結果だけがブラウザに届きます。
ちょっと前提を知ろう
最近の多くの Web サイトは、ブラウザの中で多くの処理を行います。これを「リアクティブ」と呼ぶことがあります。一方、昔は、ボタンを押すたびにページ全体を読み直していました。Topcoat は、この昔のやり方を新しい技術で作り直したものと言えます。HTMX や Phoenix LiveView も、同じようにサーバーでページを作って送る方法です。Leptos や Dioxus は、Rust を WebAssembly に変えてブラウザで動かします。計算には向いていますが、最初の読み込みに時間がかかることがあります。
数字で見るポイント
- Lerche 氏は、Web 上の一般的なデータベースを使うアプリの約 90% に使えると話しました。
- Topcoat は、すべてのコンポーネントを一度にまとめて描画し、読み込み時間を短くしようとしています。
- Lerche 氏は、複雑な大規模アプリ(例:Figma のようなもの)向けではないことも認めました。
- 発表は、ScyllaDB の 2026 年 P99 オンライン会議で行われました。
なぜ大事なのか
AI がコードを書く手伝いをするようになり、安全で速い Rust で Web アプリを作る流れが強まるかもしれません。ページを速く表示できれば、利用者にとっても使いやすくなります。ただし、Topcoat はまだ新しいものです。実際に大きなサービスで使われるかどうかは、これから分かります。
これから注目したいこと
- Topcoat が多くの開発者に使われ、人気が出るかどうか。
- サーバー側で描画する方法が、React などの人気フレームワークに対抗できるかどうか。
- Rust で Web 開発を行うフレームワークが増えるかどうか。
用語解説
- Topcoat
- Rust で Web アプリを作り、サーバー側で描画するためのフレームワーク。
- Rust
- 速さと安全性を重視して作られたプログラミング言語。
- WebAssembly
- ブラウザで高速に動かせる、バイナリ形式のプログラムの仕組み。
- HTMX
- HTML だけで画面の一部を更新できる、サーバー側描画の仕組みの一つ。
- Amazon Web Services
- Amazon が提供する、インターネット上のサーバーやクラウドのサービス。