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携帯電話の国際ローミングにStarlinkの衛星通信が参入
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日本の大手携帯3社(KDDI、NTTドコモ、ソフトバンク)が、スターリンク(Starlink)の衛星を使った海外ローミングを始めました。地上の電波が届かない場所でも、ふだんのスマホでテキストメッセージや一部のデータ通信ができるようになります。
何が起きたのか
日本の3社すべてが、スターリンクの衛星ローミングを始めました。ふつうのスマホが、携帯の電波もWi-Fiもないときに、低い軌道を回る衛星へ直接つながります。専用の衛星電話は必要ありません。地図、天気、位置情報などのデータも一部使えます。
主な数字と事実
- KDDIが最初に開始。3月にアメリカで始まり、その後カナダ、フィリピン、ニュージーランド、オーストラリアを追加
- NTTドコモは9月1日に参加。ソフトバンクは9月28日に参加
- ドコモはオーストラリアとニュージーランドを対象地域に追加。アメリカ、カナダ、フィリピンも対象
- ドコモが対応機種を48機種に拡大。iPhone 13以降やSamsung Galaxyの一部機種を含む
- KDDIは「通常のスマホを衛星に直接つなぐ国際ローミングとして世界初」と説明
仕組みと背景
日本の通信会社は、スターリンクと提携している海外の現地通信会社の衛星網を利用します。例として、アメリカのT-Mobile、カナダのRogers Communications、フィリピンのGlobe Telecomがあります。今の契約のまま使えるので、新しい回線を買う必要はありません。今は主にテキストメッセージとアプリの一部データに対応しています。通常の音声通話や高速データは、まだ制限されています。従来のローミングは地上の基地局に頼っていたため、山奥などでは圏外になりがちでした。衛星ローミングは、今持っている端末でその空白を埋められます。
なぜ大事なのか
旅行者が、人里離れた場所でも連絡を取りやすくなります。業界の関係者は、衛星ローミングはまだ単独で競争できるほど強くないと話しています。ただ、提携する通信会社が増えれば、サービスは広がるかもしれません。また、他の低軌道衛星の会社とくらべて、スターリンクが目立つ助けにもなりそうです。
今後注目したい点
- ほかの国でも、新たに通信会社がスターリンクの衛星ローミングに参加するか
- KDDIが2027年に、V2衛星で音声通話と高速データを提供できるか
- 時間が経つにつれ、対応機種と対象国がどれだけ増えるか
用語解説
- Starlink
- アメリカのSpaceX社が運営する、低軌道を回る多数の衛星による通信サービス。
- KDDI
- 日本の大手携帯電話会社(au のブランドで知られる)。
- ローミング
- 自分の契約する携帯会社の電波が届かない地域で、ほかの会社の電波を借りて通信すること。
- 低軌道衛星
- 地上から比較的近い低い高度を回る衛星。地上との通信が速くなりやすい。