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ロシアの衛星、西側のレーダー衛星に不適切に接近
宇宙2分で読めます
ロシアの軍用衛星「Kosmos 2612」が、ウクライナが使うフィンランド製の民間レーダー衛星「Iceye-X36」に非常に近づいています。ロシアが宇宙で攻撃を仕掛けるのではないか、と専門家が心配しています。
何が起きたのか
日曜日の朝、ロシアの衛星 Kosmos 2612 が、西側の民間衛星 Iceye-X36 に数百メートルほどまで近づいたように見えました。オランダの天文学者で衛星観測者のマルコ・ランブルーク氏が、自分のブログでこの出来事を伝えました。ロシアの衛星はこのところ、Iceye-X36 を追いかけ続けていました。
これまでの経緯
Kosmos 2612 は4月に、ほかの3つの衛星と一緒に打ち上げられました。5月には Iceye-X36 に2.5キロメートルまで近づきました。すると Iceye 社は衛星の位置を変えました。ロシアの4つの衛星もその後を追いました。9月末からは、Kosmos 2612 が Iceye-X36 とほぼ同じ高さと同じ軌道面まで動きました。
わかっている数字と事実
- Iceye-X36 はフィンランドの Iceye 社の衛星で、資金の一部はウクライナからの寄付で集まりました。
- 衛星はアメリカに登録されていて、ウクライナが軍事目的で使っています。
- Kosmos 2612 は4月に、ほかの3つの衛星と一緒に打ち上げられました。
- 5月には2.5キロメートルまで近づき、今回は数百メートルほどまで近づいたように見えます。
なぜ大切なのか
専門家は、ロシアが近づいた理由はまだはっきりしていないと話しています。ただの偶然かもしれません。しかし、妨害電波を出して信号を邪魔したり、レーザーや武器で相手の衛星を壊したりする可能性もあります。宇宙での攻撃が本当に起きれば、衛星に頼る世界中の通信や暮らしに影響が出るかもしれません。
これから注目すべきこと
- Kosmos 2612 がこの後どの軌道へ動くのか。
- ロシアの衛星が信号を妨害するなどの動きを見せるかどうか。
- Iceye 社や各国政府が、どのように対応するのか。
用語解説
- Kosmos 2612
- ロシア軍が打ち上げた衛星で、西側の衛星に近づく動きが観測されています。
- Iceye-X36
- フィンランドの Iceye 社の衛星で、レーダーで地上を撮影します。ウクライナが軍事目的で使っています。
- Iceye
- フィンランドの会社で、レーダー衛星を作っています。レーダーは電波を使って、雲があっても地上を見ることができる仕組みです。