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オラクル、OpenAIと連携しAIセキュリティ脅威に対応へ…「脆弱性を見つけて修正」
セキュリティ2分で読めます
OracleとOpenAIが手を組み、企業がソフトウェアの弱点を見つけ、確かめ、直せるように手助けする新しいサービスを発表しました。AIのセキュリティモデルとOracleのセキュリティ検査ツールを組み合わせています。
何が起きたのか
2026年5月27日、ラスベガスで開かれたOracle AI World 2026で、Oracleとは別会社のOpenAIが協力を発表しました。Oracleは「Oracle AI Security Mesh」という新しいサービスを始めました。AIエージェント(自分で仕事を進められるプログラム)が、攻撃される可能性のある道すじや弱点を調べ、直し方を提案します。ただし、変更を行う前に、顧客が必ず承認しなければなりません。両社はあわせて、ChatGPTとOracleの業務システムをつなぐ機能や、AIアプリを作るための道具も加えました。
主な数字と事実
- 発表の場は、2026年5月27日(現地時間)、ラスベガスのVenetian Expoです。
- Security Meshは、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)、ほかのクラウド、そして社内に置く自社運用のシステムで動きます。
- 実演では、ログインなしで使えてしまうAPI(プログラム同士が話すための接続の仕組み)が見つかりました。
- Oracleは、OpenAIの技術を使った新しいAIコンサル部門を作る予定です。
なぜ今、この話題なのか
AIは古いバグ(プログラムの間違い)を、とても速く見つけられるようになりました。OracleのマガユルクCEOは、AIが新しい安全上の問題を作っているわけではないと話しました。むしろ、この50年ほどで積み重なった弱点を、AIが見つけやすくしているという考えです。OpenAIのアルトマンCEOも、弱点を見つけて直すことが唯一の答えだと同意しました。さらに、企業の主要な通信を常に調べ続ける新しいサービスが必要だと述べました。
なぜ大切なのか
多くの企業がAIエージェントを使い始めていますが、エージェントが増えるほど、攻撃者が入れる入り口も増えてしまいます。今回の提携は、大手IT企業がAIを「危険の原因」であると同時に「身を守る道具」とみていることを示しています。うまく動けば、企業はシステムの穴をこれまでより速く見つけて直せるようになるかもしれません。
今後の注目点
- 企業が実際にSecurity Meshを使うか、また、デモの外で十分に効果を出せるか。
- AIエージェントの承認の仕組みが、変更を安全に行えるようにできるか。
- ChatGPTとOracleの業務システムの連携が、実際の仕事でどう使われるか。
- 新しいAIコンサル部門が、顧客に何を提供するか。
用語解説
- Oracle AI Security Mesh
- AIエージェントが企業システムの弱点を調べ、直し方を提案する、Oracleの新しいセキュリティサービス。
- AIエージェント
- 人の細かい指示がなくても、自分で仕事を進められるプログラムのこと。
- API
- プログラム同士がデータをやり取りするための決まりや接続の仕組みのこと。
- Oracle Cloud Infrastructure(OCI)
- Oracleが提供するクラウド(インターネット上で計算やデータ保存ができるサービス)の基盤。
- OpenAI
- ChatGPTを作っているAI企業。