KR — ZDNet Korea
金融保安院「IPだけで北朝鮮による攻撃と断定するのは難しい」
セキュリティ2分で読めます
韓国の金融セキュリティ機関(FSI)は、銀行や金融会社への最近のサイバー攻撃を北朝鮮のせいにするのは難しいと発表しました。北朝鮮のIPアドレスが見つかったというだけでは、北朝鮮が攻撃したと言えないからです。
何が起きたのか
ある報道機関が、金融分野へのハッキング攻撃が北朝鮮のIPアドレスから来たと初めて確認されたと伝えました。これに対し、FSIは29日に説明を出しました。FSIによると、21日に北朝鮮のIPアドレスから多くのアクセスを見つけたため、金融会社に注意を呼びかけたとのことです。この注意喚起は、怪しい通信が多く見られたときに行う通常の対応で、特定の国を狙ったものではないと説明しています。
主な数字と事実
- FSIは21日に、北朝鮮のIPアドレスからの大量のアクセスを見つけて警告を出した
- IPアドレスは偽装や変更が可能である
- これらの北朝鮮のIPアドレスに関連するハッキング事件は、これまでのところ確認されていない
IPアドレスとは何か
IPアドレスは、手紙の差出人住所のようなものです。メッセージがどこから来たように見えるかを示しますが、誰でも偽ることができます。攻撃者は、別の国のサーバーを中継地点として使い、本当の居場所を隠すこともあります。そのため、北朝鮮のアドレスが見えたからといって、北朝鮮が攻撃したとは証明できません。
なぜ重要なのか
サイバー攻撃の責任を国に押しつけることは、重大な主張です。間違った国を非難すると、外交上の問題を引き起こすおそれがあり、本当の攻撃者を隠してしまうこともあります。FSIは、国名を挙げる前に専門家がより多くの証拠を集める必要があると伝えています。また、FSIは脅威情報を金融会社とリアルタイムで共有し、怪しい通信を素早く止めていると述べています。
今後注目すべき点
- 調査で、攻撃が北朝鮮によるものか、それとも第三者によるものかを示す証拠が見つかるか
- 北朝鮮のIPアドレスに関係するハッキング事件が正式に確認されるか
- 金融会社がFSIのリアルタイム脅威共有の仕組みにどう対応するか