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欧州議会、光ファイバーと銅線網の廃止に関する独自ルールを検討
政策・産業2分で読めます
欧州議会が、EUの新しい通信法「デジタル・ネットワーク法(DNA)」について、議会として考えうる立場の草案を公表しました。古い銅線の停止方法と、大手インターネット事業者が相互接続について交渉すべき時期が主な内容です。
何が起きたのか
欧州議会は水曜日に、DNAについての草案を公表しました。議会がどのような内容を望むのかが、初めて分かるようになりました。まだ最終的な立場ではありませんが、通信業界はすでに議論すべき点を見つけています。欧州委員会が1月にこの法律案を出し、今後は議会、加盟国、欧州委員会が細かい内容を話し合って決めます。
草案に出てくる主な数字
- 「超高容量ネットワーク」は、ダウンロード1,000Mbps超、アップロード200Mbps超が必要です。
- 通信の往復の遅れ(ラウンドトリップ)は10ミリ秒未満であることが必要です。
- 銅線は、DNAの施行から6か月後にも利用者の15%以上がまだ銅線につながっている地域でのみ停止できます。
- EU全体のデータ通信量の2%超を占める大手事業者は、他社との相互接続の交渉を求められる可能性があります。
この法律の背景
DNAは、今あるEUの通信ルール4つを1つにまとめる法律です。古い銅線から光ファイバーへの移行、モバイル網、そして「ネットワーク中立性」などを扱います。ネットワーク中立性とは、インターネット事業者がすべてのデータを平等に扱うべきだという考え方です。
なぜ重要なのか
このルールで、ヨーロッパがどれくらい速く銅線から光ファイバーへ移れるかが決まります。その費用を誰が負担するかにも関わります。元の独占企業であるドイツテレコムなどは、光ファイバーの時代になっても一定の規制を受け続けます。競合事業者の団体VATMはこれを歓迎しています。業界は銅線停止の明確で拘束力のある手順を求めていますが、国ごとに進み具合が大きく違うため、柔軟さを求める国もあります。
今後注目すべき点
- 議会と加盟国が、交渉で最終的な文言をどう決めるか。
- 「超高容量ネットワーク」という名称を残すか、「ギガビット・ネットワーク」に変えるか。
- 銅線を止める地域について、各国がどのような国内ルールを作るか。
- 大手事業者に対する2%の基準を、相互接続の交渉にどう当てはめるか。
用語解説
- VATM
- ドイツの通信会社の競合事業者による業界団体。