US — The Verge
データセンターへの反発がアメリカを結びつけている
政策・産業2分で読めます
2026年のアメリカでは、データセンター(大量のコンピューターを置く施設)への反発が多くの有権者を動かす大きな争点になっています。地域の住民や政治資金団体の動きも活発です。
何が起きているのか
データセンターの建設が全国で急に増え、地域の住民が反対の声を上げています。選挙でも大きなテーマになり、多くの候補者がデータセンターと距離を置く姿勢を見せています。さらに、AI企業に関係する政治団体も、選挙に大きなお金を使っています。
数字で見るポイント
- 政治団体「Leading the Future」は、1年で4500万ドルを使ったとされています。
- AI企業Anthropicを支持する「Public First Action」は、8000万ドルを集めたと言っています。
- 「Tomorrow Together」は、接戦の下院選挙に向けて400万ドルの広告を出しました。
- テキサス州は、計画されているデータセンター事業の数が全米で2番目に多く、1位はバージニア州です。
テキサス州の選挙の例
テキサス州の上院選挙では、民主党のジェームズ・タラリコ候補と共和党のケン・パクストン候補が、どちらもデータセンターに厳しい姿勢を見せています。タラリコ候補は環境への影響や、企業の利益を市民と分け合うことを訴えています。パクストン候補は、中国の技術をアメリカのデータセンターから締め出すことを重視しています。両者とも、データセンターが自分で電力設備の費用を負担すべきだと考えています。
なぜ大事なのか
データセンターは電気や水をたくさん使うため、住む場所の暮らしに直接関わります。そのため、電気代や環境への不安が選挙の結果を左右するかもしれません。お金をかけて選挙に関わるAI企業と、地域の声をどう両立させるかが、これからの大きな問いです。
今後注目すべき点
- 選挙の結果で、データセンターの建設を止める「一時停止」を支持する候補が増えるかどうか。
- 州や地域が、データセンターの税金優遇をなくすかどうか。
- データセンターが自分で電力の費用を負担する新しいルールができるかどうか。
用語解説
- Leading the Future
- AI業界の投資家やOpenAIの幹部が支持する、選挙応援の政治団体です。
- Public First Action
- AI企業Anthropicが支持し、AIの安全対策を求める政治団体です。