US — Ars Technica
カラスは哺乳類の2倍の速さで視覚情報を評価できる
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カラスは、視覚情報を判断するときに、サルなどの哺乳類の約2倍の速さで答えを出せることがわかりました。脳の作りが違う鳥でも、同じ考え方で判断していたという研究です。
何が起きたのか
研究者たちは、サルで有名な「点の動き」を見分ける実験を、カラスにも同じように行いました。画面に動く白い点が映り、カラスはその全体の向きを選んでつつきます。正解すると、ごほうびにミールワーム(虫のえさ)がもらえます。その結果、カラスはサルと同じ計算の仕組みで判断していましたが、答えを出す速さは約2倍でした。
サルの実験とのちがい
サルの脳では、大脳新皮質という部分の神経細胞が、証拠を少しずつ集めます。神経の活動がある値を超えたとき、動物は決断します。しかし鳥の脳には大脳新皮質がありません。そのため、鳥がどうやって似たような決断をしているのかは、長い間はっきりしていませんでした。
実験の数字
- 点の81パーセントがそろって動く、とても簡単な問題から、3パーセントしか動かない、ほとんど雑音と区別できない難しい問題まで出題した。
- 正解のない0パーセントの条件も入れた。
- カラスは2羽で、手で育てられた個体だった。
- サルは目の動きで答えたが、カラスはつつくことで答えた。
なぜ大切なのか
鳥と哺乳類は、脳の作りがまったく違います。それでも同じ方法で判断していたことは、脳が似た仕組みを別々の道筋で生み出したことを示しています。脳がどう決断するのかを、より広い視点で理解する手がかりになります。
これから注目すること
- ほかの鳥の種類でも同じ結果が出るのか。
- 鳥の脳のどの部分が、証拠を集めて決断しているのか。
- この仕組みが、人間の判断の理解や医療にどう役立つのか。