UK — The Register
エンタープライズ規模のAIファクトリー構築
AI2分で読めます
ASUSは、企業が自社内に AI の設備を作れるように、サーバー、ソフトウェア、サービスを一つにまとめた新しい提供の形を打ち出しました。AI の利用が、クラウドから企業の社内へ広がっていることを伝える記事です。
何が起きたのか
ASUS は、NVIDIA のイベント GTC で「Enterprise Agentic AI Solution」という製品群を発表しました。これは、AI サーバー、AI のソフトウェア、サービスの3つの層からなる一式の提供です。企業が AI の仕組みを自分たちで持ち、導入を早められるようにすることが狙いです。
数字で見るポイント
- 世界のサーバー市場は、2025年第1四半期に 1226億ドル に達し、1年で 30% 伸びました(IDC の調査)。
- IDC は、来年には AI の計算需要の 70% 以上を「推論」が占めると予測しています。
- NVIDIA の GTC はベルリンで 2026年10月21日から22日に開かれました。
- ASUS の製品は、①AI サーバーとインフラ、②AI ソフトウェア、③AI HUB(サービス)の3層です。
なぜ企業が自前で持つのか
これまで AI の計算設備の多くは、大手のクラウド事業者が持っていました。しかし今は、金融、医療、製造、行政などの企業も、自社で AI の設備を持つ動きが強まっています。理由は、データを自分たちで管理したいことと、費用を予測しやすくしたいことです。
なぜ大事なのか
AI の仕組みは、GPU だけでなく CPU の役割も大きくなっています。CPU が遅いと、GPU が待たされて無駄になります。ASUS は、こうした新しい負担に合わせたサーバーを作ることで、企業の AI 導入を支えようとしています。
今後注目したいこと
- 企業が実際に ASUS の新しいサーバーを導入し、どれだけ早く AI を動かせるか。
- CPU とメモリの性能が、AI サーバーの速さをどこまで左右するか。
- 供給不足が続く中で、メモリや CPU の入手が遅れないか。
用語解説
- ASUS
- 台湾のパソコンやサーバーなどを作る会社。今回は企業向け AI サーバーとサービスを提供する。
- NVIDIA
- AI の計算に使う GPU(画像処理の心臓部のような半導体)を作る会社。
- GPU
- AI の計算を速くするための、大量の計算を同時に行える半導体。
- CPU
- コンピューターの頭脳にあたる半導体。順番に仕事を進めるのが得意。
- IDC
- IT 市場を調べて予測する、アメリカの調査会社。