KR — ZDNet Korea
Anker、プレミアムライフスタイルテック企業へリブランディング
デバイス2分で読めます
アンカー・イノベーションズ韓国法人は、これまでバラバラだった製品ブランドを「Anker」の一つに統合し、高級なライフスタイル向けテック企業として打ち出し直すと発表しました。ソウルの報道発表会では、新しい充電器やイヤホンも披露されました。
何が起きたのか
アンカー韓国法人は、製品の種類ごとに別々だったブランド名を、ひとつの「Anker」に統合します。音楽機器ブランドのSoundcoreと、スマートホームブランドのEufyも、Ankerの名前のもとにまとめられます。同社は、充電器だけの会社から、日常生活で使う高級なつながりのある製品群を提供する会社へと変わりたいと考えています。発表は20日、ソウルでの報道発表会で行われました。
主な新製品
- 充電:Anker MagGo Power Bank 2 Proには、急速なワイヤレス充電中の熱を抑える、スマート冷却ファンが内蔵されています。
- 充電:Anker Nano 10-in-1 Smart Hubには、自分の状態を表示するディスプレイがあります。
- 音声:Liberty Buds 2(4.7g)やSleep Earbudsなど、新しいイヤホンとヘッドホンが4機種披露されました。
- 音声:AirClip 2は、通話品質でギネス世界記録に認定されたと記事は伝えています。
- 音声:Space2 Proは、ワイヤレスヘッドホンの中で最も通話の聞き取りやすさが高かったとされています。
独自のAIチップと電池技術
アンカーは音声製品向けに、独自のAIチップ「Thus AI chip」を開発しました。このチップはイヤホンの中で音声処理とノイズキャンセリングを行うため、クラウドサーバーやつながったスマートフォンに頼る必要がありません。また、独自の電池技術「Neo Lithium Ion Battery(NLB)」も発表しました。有害な粒子やデンドライトの成長を抑えることを目指しています。デンドライトは、電池の不具合を起こすことがある小さな金属の針のようなものです。
なぜ大事なのか
中国企業の製品を使うとき、データのプライバシーを心配する人は多くいます。これについて問われたアンカーは、ヨーロッパのGDPRなど厳しいプライバシー規則を守っていると答えました。また、データを中央のデータセンターではなく、機器本体やディスプレイに保存するため、個人データを保存したり送ったりする回数を減らせるとも説明しました。充電器メーカーではなく、信頼されるブランドになりたいという同社の狙いが見えます。
今後注目したい点
- 新しい単一のブランド名で、顧客が製品の全体像をわかりやすく理解できるか。
- SoundcoreとEufyの製品が、Ankerの名前のもとでどう見られ、どれだけ売れるか。
- プライバシーに関する主張が、第三者の検証や外部監査で確認されるか。
- 新しい音声製品が、日常の実際の利用者にとってどれだけ使いやすいか。
用語解説
- Soundcore
- アンカー傘下の音楽機器ブランド。イヤホンやヘッドホンを作っています。
- Eufy
- アンカー傘下のスマートホームブランド。家電や見守り機器などを作っています。
- Thus AI chip
- アンカーが音声製品向けに開発した独自のAIチップ。イヤホン内で音声処理を行います。
- Neo Lithium Ion Battery(NLB)
- アンカーの独自電池技術。有害な粒子やデンドライトの成長を抑えることを目指します。
- GDPR
- ヨーロッパの個人データ保護の法律。個人情報の扱い方を厳しく定めています。