KR — ZDNet Korea
Tin Men Capital、ビジョンAIスタートアップAilyticsのAPAC・米国・湾岸地域への拡大に向けた740万米ドルのシリーズA投資を主導
AI2分で読めます
シンガポールのスタートアップ、Ailytics(アイリティクス)が、古い防犯カメラを使って工場や港、工事現場の安全を見守るAIを作る会社です。740万米ドルの資金調達に成功しました。
何が起きたのか
Ailyticsは、シンガポールで生まれた若い会社です。Tin Men Capitalが主導するシリーズAという資金調達で、740万米ドル(約11億円)を集めました。SEEDS(SG Growth Capitalの一部門)、日本最大級のクラウドカメラ会社Safie、日本の大手建設会社なども出資しました。このお金で、米国、日本、オーストラリア、中東湾岸地域のチームを強化します。
数字で見るAilytics
- 今回のシリーズAは740万米ドル
- 2024年4月に、Tin Men Capitalが主導した前段階の投資は270万米ドル
- 前段階の投資の前は4か国・70件のプロジェクトだった。今は15か国・400件以上の設置がある
- 顧客には、NatSteel、PaxOcean、DHL、ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ空港、チャンギ空港第5ターミナルの建設現場などがいる
- 2021年にシンガポールで創業
どんな技術か
Ailyticsは、シンガポールの公共住宅の工事から始まりました。製品のAilyssaは、ふつうの2D映像から3D空間を理解できます。雨、ほこり、暗い場所でも古いカメラで動きます。新しい推論エンジンAilyssaXは、動く場面の中で何が起きているかを見て、多くの手順が正しく行われたかも確認します。そのため、より正確で役立つ警告を出せます。
なぜ大切なのか
工場、港、建設現場にはすでに多くのカメラがあります。Ailyticsは新しい機械を入れずに、AIによる安全チェックを足せます。投資家は、同社の収益性が高く、顧客が離れる割合が1%未満だと話しています。創業者たちは、資金で産業向けの独自AIモデルを作り、需要が増えても AIの運用費を低く保ちたいと考えています。
今後注目したい点
- 米国、日本、オーストラリア、中東湾岸地域でチームを開いて広げられるか
- 産業分野に特化した推論モデルの開発が進むか
- 設置数と国の数が、15か国・400件を超えて増えるか
用語解説
- Tin Men Capital
- 今回の資金調達を主導した投資会社。
- Safie
- 日本の大手クラウドカメラ会社。映像を専用のサービスで保存・見られるようにする。
- Ailyssa
- Ailyticsの製品。ふつうのカメラ映像から3D空間を理解し、安全を見守る。
- AilyssaX
- Ailyticsの新しい推論エンジン。動く場面で何が起きているか、手順が守られたかを確認する。