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Tilon、Dstation Xが国家情報院の保安機能確認書を取得 公共機関への導入要件を整備
セキュリティ2分で読めます
韓国のVDI(仮想デスクトップ)会社Tilon(ティロン)は、新製品「Dstation X v10.0」が韓国国家情報院(NIS)からセキュリティ機能の確認を得たと発表しました。これにより、公共機関は別途のセキュリティ審査なしで購入できるようになります。
何が起きたのか
Tilonは、次世代VDIの「Dstation X(バージョン10.0)」が、NISのセキュリティ試験制度のもとで「セキュリティ機能確認」を受けたと発表しました。Tilonはすでに、GS認証1等級を持ち、調達庁のデジタルサービスモールにも登録されていました。今回の確認で、Dstation Xは公共機関に必要な品質・調達・セキュリティの審査をすべてクリアしたことになります。
主な数字と事実
- 製品はDstation X バージョン10.0
- 前のDstation v9.0が、この確認を受けた最初のVDI製品
- 2014年に、Dstationは韓国のサーバー仮想化製品で初めてCC認証(EAL2)を取得
- 2023年に、Dstation v9.0をもとにしたクラウドサービスがKT Cloudとともに、CSAPクラウドセキュリティ認証を取得
- Dstation Xは商用ソフトの第三者随意契約として登録されており、別途の入札なしで購入可能
なぜ審査が必要なのか
政府機関がセキュリティ機能のある製品を導入するときは、ふつう先に安全性の審査を受けなければなりません。この確認を持つ製品は、その手順を省けます。大きな変化は時間です。機関はわざわざ別の審査を申請して、結果を待つ必要がなくなります。会社によると、製品を選んでから購入し、安全性を確認するまでの手続きと時間も減るとのことです。
なぜ大事なのか
公共機関は、内部と外部のネットワークを分ける考え方をゆるめたり、国家ネットワーク保安枠組み(N2SF)へ移ったりしています。生成AIの導入も進めています。Dstation Xは、利用者のアクセスやデータの動きを管理し、記録できるように作られており、こうした需要に合っています。Tilonは、中央省庁、地方自治体、公共団体、学校での新しいVDIやDaaS案件を狙う計画です。
今後注目すべき点
- Tilonが政府や教育機関の顧客から、新しいVDIやDaaS案件を獲得できるか
- 既存のDstation v9.0の顧客が、バージョン10.0へ無理なく移行できるか
- Dstation Xと、Tilonの AI製品 iStation・TStation を連携させ、ひとつの安全な作業環境にする取り組みの進み具合
用語解説
- VDI
- 仮想デスクトップ基盤。パソコンの画面や作業環境を、サーバー側で動かして使う仕組み。
- NIS
- 韓国国家情報院。国の安全保障や情報セキュリティを担当する機関。
- Dstation X
- Tilonの次世代VDI製品。利用者のアクセスやデータの動きを管理・記録する。
- DaaS
- サービスとしてのデスクトップ。仮想デスクトップをクラウドから月額などで借りて使う仕組み。
- N2SF
- 国家ネットワーク保安枠組み。韓国の公共機関向けのネットワーク安全ルール。
- CC認証
- ソフトウェアの安全性を国際基準で評価して認めてもらう証明。