DE — heise online
サウジアラムコ、AI企業Humainの株式をほぼ半分取得
AI2分で読めます
サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが、同国のAI企業Humain(ヒューメイン)の49%を取得しました。資金と既存のAI関連資産を出資します。
何が起きたのか
国が管理する石油会社サウジアラムコが、サウジアラビアのAI企業Humainの49%に出資しました。アラムコは約26億米ドルと、AI・計算基盤・デジタル化に関する既存の資産を出します。残りの51%は、国の投資ファンドPIFが持ち続けます。両者はAI事業をひとつにまとめます。
主な数字と事実
- アラムコの出資:約26億米ドル+既存資産(資産の価値は公表されていません)
- 出資比率:アラムコ49%、PIF 51%
- Humainは2030年までに電力容量3ギガワットのデータセンターを作る予定
- 業界の試算では、データセンターの建設費は1メガワットあたり1100万~1200万米ドル。3ギガワットなら約330億~360億米ドルになります
Humainとは
HumainはPIFが2025年5月に国の中心的なAI事業として発表しました。データセンターの建設や運営から、クラウドサービス、AIモデル、完成したアプリまで、AIの流れのほぼ全てを手がける計画です。アラビア語に特化した言語モデルALLAMも持っています。NvidiaやAMD、Cisco、AWSと協力して、すでに一部のシステムが動いています。
なぜ重要なのか
アラムコは、今まで持っていたAI技術を売ることで新しい収入源を作ろうとしています。また、AIのデータセンターは大量の電力を使うので、エネルギーを売る会社にとっても大きなチャンスになります。サウジアラビアは、安い電気や広い土地を強みに、AI大国を目指しています。
今後注目すべき点
- Humainの資金のうち、外部の出資者が70%、株主が30%という目標に近づくかどうか
- 2030年に3ギガワットのデータセンターが実際に完成するか
- アラムコが将来Humainにどれだけ投資するのか(今は公表されていません)
用語解説
- Humain
- サウジアラビアの国が進めるAI企業。データセンターやAIモデルなどを提供する。
- ALLAM
- アラビア語に特化したAIの言語モデル。文章を理解し、作る仕組み。