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天才テレンス・タオ、AIが数学の「ロマン」を終わらせつつあると指摘
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数学者のテレンス・タオ教授は、AIが難しい数学の問題を短時間で解くようになり、数学の「ロマンチックな時代」が終わりつつあると話しました。AIの進歩が研究の進め方や若い研究者の未来に与える影響が議論されています。
タオ教授の発言
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のテレンス・タオ教授は、Numberphileの動画で、AIが少しの助言で難しい問題を解けるようになり、数学の「ロマンチックな時代」が終わると述べました。昔は、一人の天才が何年もかけて一つの問題に取り組むことが普通でした。今は、AIが短い時間で多くの証明を作れます。
昔の数学の姿
タオ教授は、イギリスの数学者アンドリュー・ワイルズが、屋根裏部屋で7年間ひとり過ごし、難しい方程式を解いた例を挙げました。数学は、長い時間をかけて粘り強く考える人によって進んできました。
主な数字と事実
- OpenAIは10月初めに722の原稿を公開し、372の数学の結果を示しました。
- 公開から1日後、3つの原稿を取り下げ、14の原稿を修正しました。
- 2025年9月には、フィールズ賞を受賞した数学者25人が公開書簡に署名しました。
- タオ教授は1975年生まれで、2006年に31歳でフィールズ賞を受賞しました。
なぜ大切なのか
タオ教授は、問題はAIが何題解けるかではなく、人間がAIの結果を理解し、確かめ、コントロールし続けられるかだと言っています。研究者の数が増えても、若い人が学ぶための問題が減れば、次の世代の育成が難しくなります。そのため、共同研究や、AIに頼る前の伝統的な学び方を大切にすることが提案されています。
今後注目すべき点
- AIが出した数学の結果が、専門家によって正しく確かめられるか。
- 数学者の団体やOpenAIなどの企業の間で、ルールや公開の仕方がどう変わるか。
- 若い研究者が、研究の場や仕事をどれだけ得られるか。
用語解説
- UCLA
- カリフォルニア大学ロサンゼルス校。アメリカにある大学です。
- OpenAI
- ChatGPTなどのAIを開発している会社です。
- Numberphile
- 数学をわかりやすく紹介する動画チャンネルです。