UK — The Register
プライベートエクイティ大手:AIの恩恵はビッグテックに限られる
AI2分で読めます
投資会社のApollo(アポロ)は、AIで利益を得ているのは米国の大手テック企業だけだと主張しました。S&P 500の他の企業には、まだ目立った効果が出ていないといいます。
何が起きたのか
米投資大手Apollo Global Managementのチーフエコノミスト、Torsten Slok氏は、ブログ「Daily Spark」で、AIが米テック業界以外の企業に金銭的な利益をもたらしていないと述べました。Magnificent Seven(大手テック7社)は一人あたりの売上を伸ばしているのに対し、それ以外の企業では同じ傾向が見られないといいます。
主な数字と事実
前提となる話
企業は近年、AIに多額の投資をしてきました。しかし、その成果を利益に結びつけられた企業はまだ多くありません。AIの利用量は「トークン」という単位で課金されることが多く、企業にとっては利益を生まない費用、つまりコストになりつつあります。
なぜ重要なのか
もし利益が一部の大企業に集中しているなら、AIへの巨額投資が本当に報われるのかという疑問が強まります。また、データセンターをさらに建てる計画の採算性にも影響します。反対の意見もあり、議論はまだ続いています。
今後注目すべき点
- 非テック企業の売上や利益率が、AIの導入によって改善するかどうか。
- 安くて無料のオープンソースAIが、企業の支出をどこまで減らすか。
- AIへの投資を続けるかどうかを、企業がどのように判断するか。
用語解説
- Apollo Global Management
- 大型の投資や資産運用を行う米国の投資会社です。
- Magnificent Seven
- 米国の大型テック株7社のグループのことです。Apple、Nvidia、Teslaなどが含まれます。
- S&P 500
- 米国の大企業500社の株価をまとめた代表的な株価指数です。
- トークン
- AIが文章を処理するときの最小単位です。利用料はこの量で決まることが多いです。
- ハイパースケーラー
- 巨大なクラウドやデータセンターを運営する大手IT企業のことです。
- オープンソース
- 誰でも無料で見たり使ったりできるソフトウェアのことです。