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バックアップ頼みで150億ウォン損失の製薬会社 Everyzone「ランサムウェアはエンドポイントで防ぐべき」
セキュリティ2分で読めます
韓国のセキュリティ会社Everyzは、身代金ウイルス(ファイルを閉じ込めてお金を要求するウイルス)が今ではデータも盗むと警告しました。そのため、バックアップに頼るだけでなく、一台ずつの端末で攻撃を止める必要があると述べています。
何が起きたのか
韓国のセキュリティ会社Everyzの戦略責任者キム・ジュンヨン氏は、23日に防衛技術のセキュリティ会議で講演しました。同氏によると、身代金ウイルスに感染すると個人情報や機密データが外部に漏れるおそれがあります。同氏は防衛関連企業に対し、データ盗難と業務停止の両方を防ぐセキュリティを使うよう求めました。
数字で見る現状
- 韓国インターネット振興院(KISA)によると、韓国の身代金ウイルス被害の届出は2024年の195件から2025年の274件へと40.5%増えました。
- ある製薬会社では、受注や出荷のシステムが2週間止まりました。
- SGIソウル保証の会社は、4日間業務を止めました。
- 小規模や中規模の病院約20か所が、同じ身代金ウイルスに同時に感染しました。
- ある製薬会社は2023年に再び被害を受け、約150億ウォン(約1100万ドル)を失いました。
攻撃の手口と背景
身代金ウイルスの攻撃は、偽のメール、盗まれた遠隔操作アカウント、ウェブサーバーやデータベースサーバーへの攻撃から始まることが多いです。Everyzは、AIによって攻撃が速くなり、だましも巧妙になると述べています。犯罪グループは作業を分担し、交渉のためにコールセンターを運営することもあるとのことです。ある製薬会社は2022年に被害を受けた後、バックアップソフトを導入しました。しかし翌年また被害に遭い、復旧に約7日かかりました。2023年にはEveryzの「White Defender」を導入しました。この製品は、既知のウイルスの特徴と照合するのではなく、ファイルが変えられる様子を監視して暗号化を止めます。また、ブロック後に復元できるよう、ファイルの安全なコピーも保存します。
なぜ重要なのか
バックアップがあればデータを取り戻せますが、仕事の停止、お金の損失、機密の漏えいは防げません。新しいプライバシー規則では、改ざんや破損された個人データも情報漏えいとみなされます。そのため、防衛関連企業などは特に高いリスクを抱えています。端末ごとに攻撃を止めることは、今後のセキュリティ計画の重要な柱になるかもしれません。
今後の注目点
- Everyzの予想どおり、2026年の身代金ウイルス届出数が2025年の合計を超えるかどうか。
- 9月11日から施行されている改正個人情報保護法が、どのように運用されるか。
- バックアップに加えて、端末単位の防御を選ぶ企業がさらに増えるかどうか。
用語解説
- Everyz
- 韓国のセキュリティ会社。身代金ウイルスから端末を守る製品を提供している。
- KISA
- 韓国インターネット振興院。韓国のインターネットとセキュリティを担当する機関。
- バックアップ
- データの予備のコピーを別に保存しておくこと。壊れたときに元に戻すために使う。
- White Defender
- Everyzの製品。ファイルの変化を監視して、暗号化による被害を止める。
- 暗号化
- データを読めない形に変えること。鍵がなければ元に戻せない。