UK — The Register
マイクロソフトのAI PC推進、RAM価格の壁に直面も、レドモンドは宣伝を続ける
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マイクロソフトは、AI機能を持つ「AIパソコン」を企業に売り込もうとしています。しかし、メモリ(RAM)の値段が上がり、多くの会社がパソコンの買い替えを先送りしています。
何が起きたのか
マイクロソフトは、パソコンを売る会社や販売店が集まるイベント「Canalys Forum」で、初めて大きなスポンサーになりました。そこで、パソコンの買い替え費用を、AIへの投資と同じように予算に入れてほしいと呼びかけました。ところが、AIデータセンターの増加で部品の値段が上がり、企業はパソコンの買い替えを遅らせています。
数字で見るポイント
- マイクロソフトのWindowsとデバイス部門の売上は、前の年より22%減って35.5億ドルになりました。
- マイクロソフトは、次の四半期の売上が30%減るかもしれないと警告しました。
- IDCによると、2026年の7〜9月期のパソコン出荷台数は6,270万台で、前年同期より20.1%減りました。
なぜ部品の値段が上がるのか
AIデータセンターを建てるブームのため、メモリチップの会社は、利益の高いHBMを多く作るようになりました。そのため、普通のDRAMの生産が減り、パソコン用メモリの値段が上がっています。
なぜ重要なのか
パソコンが売れないと、Windowsを作るマイクロソフトの収入にも影響します。マイクロソフトは、AIを使う「エッジ」パソコンなら、データを手元に置けて、クラウドの利用料も減らせると説明しています。しかし、高い値段とAIの便利な使い道が少ないことが、買い替えを止めている大きな理由です。
今後注目したい点
- メモリの値段が今後下がるか。
- マイクロソフトの次の四半期の売上が本当に30%減るか。
- 企業がAIパソコンを予算に入れて買い替えを再開するか。
用語解説
- DRAM
- パソコンやスマホで使われる、データを一時的に置いておくメモリの一種。
- HBM
- AI向けのデータセンターで使われる、高性能で利益の大きいメモリのこと。
- Canalys
- パソコンやスマホの市場を調べ、イベントも開く調査会社。
- IDC
- IT機器の出荷台数などを調べる市場調査会社。