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ICANN、法執行機関が非公開のWHOIS情報にアクセスできる技術をテスト中
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ICANN(インターネットの名前や住所を管理する国際団体)が、警察などの捜査機関が非公開のWHOIS情報を緊急時に求められる仕組みをテスト中です。命の危険や重要インフラ、子どもへの搾取などが対象になります。
何が起きたのか
ICANNは、法執行機関(警察や捜査機関)が認証を使って、非公開のWHOIS情報を緊急に求められる仕組みのテストを始めました。WHOISは、インターネットのドメイン名(例:example.com)の持ち主の連絡先を調べられる記録です。今は個人情報保護のため、この情報が隠されることが増えています。
なぜ情報を隠すのか
ドメイン登録業者は、顧客の情報を集めます。以前はその情報が誰でも見られました。しかし、GDPR(EUの個人情報保護ルール)などの法律により、登録業者が情報を隠すことがあります。これは理解できる流れですが、マルウェア(悪意のあるソフト)やフィッシング(偽サイトで情報をだます手口)の対応では、警察が持ち主に連絡しにくくなるという問題があります。
押さえておきたい数字と事実
- 緊急の要請と認められる条件は、「命に関わる差し迫った脅威」「重大な身体的被害」「重要インフラへの脅威」「子どもへの搾取」の4つです。
- 登録業者は、要請を受けてから24時間以内に判断します。複雑な場合は最大72時間です。
- テストはFBIとInterpol(国際刑事警察機構)と行われています。
- 依頼は、担当者を指名して、その人だけが行えるようにします。
- ICANNの年次会合はインドネシアのバリ島で開かれました。
なぜ大切なのか
緊急時に警察が早く持ち主を探せれば、被害を early に止められる可能性があります。一方で、捜査機関が不適切に情報を求めないかという心配もあります。記事では、登録業者のNamecheapとVerisignが提案を支持したことや、技術面の作業と利用ルールの作業を別のグループが分担することが、その心配を和らげる要素として挙げられています。
今後注目すべき点
- 認証の仕組みとして使われるSAMLを、他の捜査機関も使えるように、仕様書が公開されるか。
- 担当者だけが依頼できるようにする「トークン」の中身を、ICANNのほかのグループがどう決めるか。
- 登録業者が24時間以内の判断をきちんと行えるか。
用語解説
- ICANN
- インターネットのドメイン名やIPアドレスの仕組みを管理する国際的な非営利団体です。
- WHOIS
- ドメイン名の持ち主の連絡先などを調べられる公開記録のことです。
- SAML
- ログインを安全に確認するための認証の方式のことです。
- Interpol
- 各国の警察が協力するための国際刑事警察機構のことです。
- GDPR
- EUの個人情報保護に関するルールのことです。