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PHP脆弱性を悪用する攻撃計画を検知、北朝鮮系ハッキング組織との関連に注目
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韓国語を話すとみられるグループが、PHP(ウェブサイトを作るための人気のプログラミング言語)の新しい欠陥を使って、ウェブサーバーへのサイバー攻撃を計画していたとされる話です。北朝鮮のハッキング集団「Lazarus(ラザルス)」の関与を示す兆候もありますが、まだ確認はされていません。
何が起きたのか
シンガポールのサイバーセキュリティ会社CYFIRMAは、韓国語を使うグループの一部が攻撃を計画していた兆候を見つけました。彼らは、利用者の身元を隠す閉じたネットワーク「I2P」の中で攻撃について話し合っていました。計画では、新しく見つかった「PHP2Shell」という欠陥を使う予定でした。この欠陥を使うと、攻撃者はログインせずに遠隔からサーバーでコマンドを実行できます。世界中のサーバーを狙い、最初に政府機関や銀行を狙うとされています。
主な数字と事実
なぜPHPが重要なのか
PHPは、ウェブサイトを作るのにとてもよく使われる言語です。そのため、PHPに欠陥があると、多くのサーバーが一度に危険にさらされることがあります。CYFIRMAによると、このグループはAIも使っていました。公開されている攻撃コードを集め、自前のAIモデルで攻撃対象に順位を付け、実際に使う前に管理された環境でコードを試していたとのことです。CYFIRMAはこの作戦を「June 2026 Minjun」と名付けました。
なぜ大切なのか
この欠陥は深刻です。パスワードがなくても攻撃者がサーバーを乗っ取れるおそれがあるからです。企業はPHPをすぐに更新する必要があります。一方で、北朝鮮が関わっているかどうかはまだ不確かです。CYFIRMAはその確からしさを「中程度」としています。根拠は、韓国語が使われていること、政府機関や銀行を狙っていること、過去のLazarusの道具に似た攻撃手法を使っていることです。ただ、共通のマルウェア(悪意あるソフト)や攻撃用のサーバーはまだ見つかっていません。専門家は、危険性は本物だが、北朝鮮の役割はさらに調べる必要があるとみています。
今後注目すべき点
- PHP2Shellを使った攻撃が、挙げられた対象に実際に始まるかどうか
- 共通のマルウェアやサーバーなど、グループとLazarusを結びつける新しい証拠が出るかどうか
- 企業やサイト運営者がPHPのセキュリティ更新をどれくらい早く入れるか
用語解説
- PHP
- ウェブサイトを作るためによく使われるプログラミング言語。
- CYFIRMA
- シンガポールのサイバーセキュリティ会社。脅威の調査を行う。
- Lazarus
- 北朝鮮と関係があるとされるハッキング集団。
- I2P
- 利用者の身元を隠すための閉じたネットワーク。
- CVE
- 世界共通の脆弱性(セキュリティの欠陥)の識別番号。
- CVSS
- 欠陥の深刻さを0〜10点で示す評価の仕組み。