UK — The Register
管理者「マイクロソフトの10月アップデートでExchange Serverが壊れ、週末はずっとサーバーに付きっきりだった」
ソフトウェア2分で読めます
マイクロソフトは、2026年10月のWindows Serverアップデートが、メールシステムのExchange Serverを不安定にする可能性があると認めました。一部の管理者は週末をかけてサーバーを直すことになりました。
何が起きたか
マイクロソフトは、2026年10月のWindows Serverアップデートが、企業がメールを動かすのに使うExchange Serverに問題を起こす可能性を認めました。Webメール(OWA)で接続エラーが出たり、メールが長い待ち行列にたまったりすることがあります。マイクロソフトは、Exchangeのセキュリティ更新は原因ではないと説明しています。
主な事実
- 影響を受けるシステム:Windows Server 2016、2019、2022、2025。
- 影響を受けるExchangeのバージョン:Exchange Server 2016、2019、新しいSubscription Edition(SE)。
- 初期設定の上限:同時に処理するEndpoint Lookup呼び出しは512件。
- 影響の大きさはサーバーによって違い、まったく問題が出ないサーバーもある。
- 現在の回避策:上限を増やすレジストリの編集(Windowsの設定変更)。再起動で一時的に改善することもある。
上限が問題になる理由
Endpoint Mapperは、ネットワーク上のプログラム同士が互いを見つけるのを助けるWindowsのサービスです。マイクロソフトは、一度に処理する検索要求の数に初期上限を設けています。混雑したExchangeサーバーでは、この上限が低すぎて要求が詰まり、メールが遅くなるとされています。
なぜ重要か
多くの企業にとってメールは欠かせないため、遅くなると仕事が止まることがあります。管理者は週末を修復作業に使わされました。顧客の中には、問題の原因探しを自分たちでやらされたと怒る人もいます。マイクロソフトは通常の更新スケジュール外の修正をまだ約束していないため、当面は管理者が回避策を使う必要があります。
注目すべき点
- マイクロソフトが緊急の修正(通常の予定外の更新)を出すかどうか。
- 調査中とされるRelease Health Dashboardの続報。
- レジストリの回避策が、混雑したサーバーで長期的に効果を保つかどうか。
用語解説
- Exchange Server
- 企業のメールを動かすマイクロソフトのソフトウェアです。
- OWA
- Outlook Web App。ブラウザで会社のメールを読む仕組みです。
- Endpoint Mapper
- ネットワーク上でプログラム同士が見つかり接続するのを助けるWindowsのサービスです。
- Release Health Dashboard
- マイクロソフトが製品の既知の問題や更新をまとめているWebページです。