US — The Verge
放置されたPopcorn Timeアプリ、ゾンビ化を防ぐために無効化が必要に
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開発が止まった動画アプリ「Popcorn Time」の派生版の古いアップデート機能が、今も数百万台の機器に残っています。研究者たちは、その機能を悪用されないように止める対策を取りました。
何が起きたのか
Popcorn Time は、インターネット上の映画やテレビ番組を簡単に見られるアプリでした。開発は何年も前に止まっていますが、今も多くのパソコンやスマホに入ったままです。セキュリティ会社 Eye Security の研究者は、「Time4Popcorn」という派生版のアップデート機能が、世界中の Windows、macOS、Android の機器で動き続けているのを見つけました。この機能は、もう使われていないウェブサイトに、暗号化されていない方法で連絡していました。さらに、古くて安全性の弱い Chrome も使われていました。
わかっている数字と事実
- Eye Security は、3月までに 200 万回以上アップデートを配ったと説明しています。
- アップデートがどれだけの機器に影響したのかは、はっきりしていません。
- Windows では、アップデートがサービスを止めて無効にしました。ファイルは消していません。
- macOS では、シェルスクリプトで更新処理が始まらないようにしました。
- Android では、アップデートを入れるには利用者の操作がまだ必要でした。研究者はこの部分には対応していません。
なぜ危ないのか
このアップデート機能は、どんなソフトでも最高権限で入れて動かせる仕組みでした。そのため、悪い人が古いドメインを乗っ取れば、大量の機器を操るボットネットを作れます。通信を途中で盗み見る攻撃や、どの機器が使われているかを調べる監視にも使えてしまいます。
なぜ重要なのか
使われなくなったソフトでも、機器に残っていると大きな危険になります。今回の研究者は、危険を減らすために、勝手にアップデートを送って機能を止めました。ただし、他人の機器に手を加える行為なので、倫理的な議論もあります。研究者は「何もしないという選択肢はなかった」と説明しています。
今後注目すべき点
- ドメインは 3月に Shadowserver Foundation という非営利団体へ移されました。今後の管理に注目です。
- 残っている Android 端末の対応が進むかどうかが焦点です。
- 古いアプリを使い続けている人が、アンインストールするかどうかが大切です。
用語解説
- Popcorn Time
- インターネット上の映画やドラマを簡単に見られるアプリ。開発は止まっています。
- Eye Security
- コンピューターの安全性を調べて守るセキュリティ会社です。
- ボットネット
- 乗っ取られた多数の機器が、攻撃者の指示で一斉に動く仕組みのことです。
- Shadowserver Foundation
- ウェブの安全を守る活動をする非営利団体です。