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私たちが作るソフトウェアは、もっと野心的であるべきだ
ソフトウェア初登場 773ポイントコメント701件
著者は、AIを使ったソフトウェア開発の力が上がったので、もっと大きな野心を持ってソフトウェアを作れるようになった、と主張する記事です。その例として、Postgresの書き換えを目指す pgrust などを挙げています。
何が起きたか
著者は、Michael Malis さんが作っている pgrust というプロジェクトを紹介しています。pgrust は、データベースの Postgres を作り直す試みです。AIで作られた質の低いプロジェクトが多いため、多くの人は pgrust も同じだと思って無視しがちです。しかし著者は、Malis さんのテストがとても丁寧で、Postgres 本体の本物のバグをいくつも見つけていると説明しています。
主な事実
- pgrust のテストで、Postgres の本物のバグが複数見つかった
- 見つかったバグには、数値の問題、キャッシュの問題、暗号機能の問題、メモリ安全性の問題、お金の計算の桁あふれなどがある
- pgrust の一番の売りは性能で、そこに一番面白い作業が行われている
背景
AIで書かれたソフトウェアは、動かないものや遅いものも多くあります。そのため、人々は新しいプロジェクトを信用しにくくなっています。著者は、ソフトウェアを作る側の視点では、質の悪いものが多くても関係ないと言います。テストとベンチマーク(性能測定)をきちんと行えば、以前は大きすぎて作れなかったものも、実用に足る質で作れるからです。著者は、AIの能力が上がったことで、個人でも大きなものを作れるようになったと考えています。
なぜ重要か
このような試みは、プロジェクトが成功しなくても価値があります。作る過程で見つかったバグは、本体のソフトウェアを直すことにつながるからです。また、pgrust で試された性能改善の方法は、将来 Postgres や他のソフトウェアに取り入れられるかもしれません。著者は、ソフトウェアを作る人は「もっと野心的に作れる」と考えることが大切だと伝えています。
今後注目したい点
- pgrust が本当に実用的な性能と品質に達するかどうか
- pgrust で見つかったバグが Postgres 本体で修正されるかどうか
- pgrust の性能改善の方法が Postgres など他のソフトウェアに取り入れられるかどうか
用語解説
- pgrust
- Postgres というデータベースを作り直そうとしているプロジェクト。
- Postgres
- 世界中で使われている、無料で使えるデータベースソフトウェア。
- ベンチマーク
- ソフトウェアの速さや性能を測るためのテストのこと。