Hatena
ひとり会社が、AIと二人でISMSを取った話|村山毅 Tim
セキュリティ初登場 258ポイント
設立1年目のひとり会社が、AI社員と二人三脚でISMS(情報セキュリティの管理の仕組みを作って第三者に認められる規格)を取得した体験記です。コンサルを使わず、自分たちで仕組みを作りました。
何が起きたのか
経理代行の会社「株式会社4649」は、2026年7月9日付でISMS(ISO/IEC 27001:2022)の認証を取得しました。コンサルに頼まず、ISMS専用のSaaS(インターネット経由で使うソフト)も使いませんでした。AI社員と一緒に、管理の仕組みを自社で作りました。
数字で見る取り組み
- 構築にかかった実質工数は約3日
- 審査対応は別に約2.5日
- かかった費用は、数千円のAI利用料と審査費用だけ
- 審査会社の1年目の費用は、どこも50〜60万円前後
- コンサルに頼んだ場合は、数百万円と6〜12か月が目安とされる
ISMSとは何か
ISMSは、会社の情報を守るための決まりごとと、その運用の仕組みのことです。ルールを作るだけでなく、決めたことが毎日の仕事で実行され、記録が残り、定期的に見直されることが求められます。第三者の審査に通ると、認証がもらえます。
なぜ大切なのか
お客様から財務データを預かる会社にとって、「AIに経理を任せても大丈夫か」という不安は大きいです。この会社は、口約束ではなく、第三者の審査を通った仕組みで安心を示そうとしました。ひとり会社でもISMSを取れるという例としても、参考になります。
これから見たいポイント
- 認証を取ったあとも、毎年の継続審査で仕組みが回り続けるか
- AIに任せた仕事と、人が判断した仕事の線引きがどう保たれるか
- 同じ方法で他の小さな会社もISMSを取れるようになるか
用語解説
- ISMS
- 会社の情報を守るための管理の仕組みと、その第三者認証のこと。
- SaaS
- インターネット経由で使うソフトのこと。自分で機器を用意しなくて済む。