Hatena
AIの反乱よりもトクリュウによるスマートロックやスマート家電へのサイバー攻撃による同時多発的なフィジカルテロルのが怖い - 太陽がまぶしかったから
セキュリティ初登場 244ポイント
家庭用サウナや業務用冷凍庫などを、インターネット越しに遠隔操作できる機器が増えています。ブログ筆者は、AIが反乱するより、こうした機器や鍵がハッカーに狙われて物理的な被害が同時に起きる方が怖いと主張しています。
何が起きたのか
フランスのスーパーマーケット数百店舗で、業務用の冷蔵・冷凍設備がサイバー攻撃を受けました。霜取り機能が不正に操作され、庫内温度が最高50度まで上がり、生鮮食品が大量に捨てられました。一部では火災も起きたと報じられています。筆者は、同じ仕組みで家庭用サウナも遠隔操作できる製品があることに注目しています。
数字で見るポイント
- 攻撃は10月11日夜から12日(現地時間)にかけて起きた
- 被害は数百店舗に及んだ
- 庫内温度は最高50度まで上昇した
- NICTは公開アプリを使った「A2B攻撃」について注意喚起を出した
なぜ機器が狙われやすいのか
最近は、スマホアプリで家電や設備を操作できる製品が増えています。アプリの裏側には、機器を制御するためのAPI(機械同士が会話する決まりごと)があります。アプリは誰でもダウンロードできるため、攻撃者が中身を調べ、そこから弱点を探すことができます。これがNICTの言う「A2B攻撃」です。
なぜ大切なのか
パソコンのデータが消えるだけなら、後から直すことができます。しかし、ヒーターや冷凍機のような機械につながっていると、ハッキングが火災や危険な温度上昇に変わります。筆者は、スマートロックの鍵が遠隔から開けられれば、家に住む人の安全が直接おびやかされると指摘しています。筆者は今、スマートロックを使うのをやめ、通信機能のない物理的な機器を選ぶ考えを示しています。
これから注目したいこと
- フランス当局による捜査の結果
- メーカーがAPIや通信の守り方をどう強めるか
- 機器に通信機能が必要かどうかを、利用者が選べるようになるか
用語解説
- NICT
- 情報通信研究機構。日本の情報通信分野の研究や、サイバー攻撃への注意喚起を行う国の機関。
- API
- ソフトウェア同士が情報をやりとりするための決まりごと。機器を外から操作するための入り口になる。
- スマートロック
- スマホなどから鍵の開け閉めができる玄関の錠のこと。