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PHP2Shellへの対応を振り返って - コドモン Product Team Blog
セキュリティ初登場 240ポイント
コドモンは、PHPの重大な脆弱性(PHP2Shell)への対策として、2026年10月21日に日中のサービスを一時停止しました。攻撃を受けたからではなく、被害を防ぐための予防的な判断でした。
何が起きたのか
PHPという言語の脆弱性が見つかりました。悪用されると、外部の人がサーバー上で好きなプログラムを動かせてしまいます。コドモンは修正版が出る前に、日中の時間帯にサービスを止めました。現時点で、この件による不正アクセスや情報漏えいは確認されていません。
数字で見るポイント
- 脆弱性の深刻度は10点満点中9.2で、最も重い「Critical(緊急)」です。
- 脆弱性は2件です(CVE-2026-109618とCVE-2026-109619)。
- 修正版の公開予定は日本時間10月21日23時でした。実際に公開されたのは10月21日22時38分です。
- 脆弱性を社内で把握してから、職員用管理画面を再開するまで約18時間かかりました。
- 停止したサービスは6つ(サービスサイトを除く)で、再開は10月22日に順次行われました。
なぜ今回は特別だったのか
重大な脆弱性は、ふつう修正版と同時に詳細が公表されます。そのため、運営会社はすぐに直せます。今回は、修正版の公開前に詳細が海外の掲示板などで広まり、再現に成功したと発表するセキュリティ企業も出ました。つまり、攻撃の手がかりはあるのに修正版はまだない、という状態が半日以上続きました。これが日中の停止を決めた大きな理由です。
なぜ大切なのか
停止は、子どもや保護者の情報を守るための判断でした。一方で、保育園や幼稚園の先生は登降園の記録や連絡ができなくなり、紙などでの代わりの方法が必要になりました。守ることと、サービスを使い続けてもらうことの間で、難しい判断が求められた出来事です。
今後の注目点
- 所在確認アラート機能は、10月23日9時に再開される予定でした。
- 今回の振り返りで、停止中の代わりの連絡手段や事前の案内がどう改善されるかが注目されます。
- 同じように修正版より先に詳細が広まる脆弱性が出たとき、各社がどう対応するかも見どころです。
用語解説
- PHP
- Webサービスをつくるためのプログラミング言語の一つです。世界中のWebサイトで使われています。
- 脆弱性
- プログラムの弱点のことです。悪用されると、外部から不正に操作されるおそれがあります。
- CVE
- 脆弱性に付けられる共通の番号です。同じ問題を世界中で同じ名前で呼べるようにします。
- Critical(緊急)
- 脆弱性の深刻度で、最も重いランクです。すぐに対策が必要なことを示します。
- コドモン
- 保育園・幼稚園・認定こども園・学童などの施設向けの業務支援サービスを提供する会社です。
- 修正版
- 脆弱性を直すために配られる新しいバージョンのソフトウェアです。