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Switch 2 のジェイルブレイク
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ある開発者が、Nintendo Switch 2 を改造するための「脱獄(ジェイルブレイク)」ツール ns2jb を公開しました。さらに、その技術を使って Switch 2 専用ゲーム『マリオカート ワールド』を改造した話です。
何が起きたか
開発者は、Switch 2 で好きなプログラムを動かせる『ns2jb』という仕組みを作りました。これは、ソフトウェアだけで動く脱獄です。電源を切ると元に戻るタイプ(テザー型)です。この仕組みで、自作ソフト(ホームブリュー)を動かしたり、ゲームを解析・改造したり、セーブデータをバックアップしたりできます。開発者によると、Switch 2 でこの種の仕組みが作られたのは初めてだそうです。AI のコーディングツール Codex を使って、ゲームの改造も試しました。
数字で見るポイント
- 脱獄の作業には、約2週間の努力がかかった
- 『マリオカート ワールド』の改造は、1日で作られた(遊び用の企画)
- テストには、JetKVM という装置でコントローラー入力と映像出力を行った
- 再起動用に、Bluetooth 対応の照明スイッチを使い、電源ボタンを押す仕組みを作った
どうやって試したのか
開発者は、Codex が自力で脱獄できるよう、Switch 1 と Switch 2 の周りに実験装置を組みました。Codex はコントローラー入力を送り、映像を受け取れます。Switch 2 が固まったときは、電源ボタンを押して再起動させる必要があります。そのため、照明スイッチを使った装置で物理的にボタンを押しました。最初に試したのは Web ブラウザの部分(WebKit)の弱点です。しかし、この方法では既存の関数しか操作できず、別の方法が必要でした。そこで、Switch 1 のゲームに含まれる BASIC の仕組み(SmileBASIC)を調べ、整数の計算ミスを見つけました。これにより、メモリの一部を書き換えられる道筋が見えました。
なぜ大切なのか
この話は、ゲーム機の安全がどこで破られうるかを示しています。Switch 2 で自由にプログラムを動かせるようになると、ホームブリューや改造、セーブの取り出しが可能になります。一方で、ゲーム会社にとっては、不正な改造やコピーを防ぐことが難しくなる、という意味もあります。
今後の注目点
- Codex が、Web ブラウザの弱点を使った別の道筋で成功するかどうか
- Switch 2 の脱獄が、セキュリティ更新でふさがれるかどうか
- SmileBASIC の計算ミスを使った方法が、どこまで広がるか
用語解説
- ns2jb
- Switch 2 で自由にプログラムを動かすための、ソフトウェアだけの脱獄ツール。
- Codex
- AI がプログラムを書いたり、作業を進めたりするためのコーディングツール。
- JetKVM
- パソコンやゲーム機に、キーボードやマウスの操作や映像を遠くから送受信できる小さな装置。
- WebKit
- Web ブラウザの中で、ページを表示するための部品。
- SmileBASIC
- ニンテンドー3DS や Switch 向けに作られた、プログラムを書くための BASIC 言語の環境。
- ホームブリュー
- ゲーム会社が公式に作ったものではなく、ファンや個人が作って動かすソフトのこと。