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「バグのないソフトウェア」の実現を目指してAnthropicが「AIを用いて数学的にバグがないことを証明する」という手法を開発
AI初登場 17ポイント
AI企業のAnthropicが、AIを使ってソフトウェアにバグがないことを数学的に証明する「形式的検証」という手法を試しています。123個のオープンソースライブラリで実験し、一部でバグによるクラッシュがないことを証明できたと発表しました。
何が起きたのか
AIが高性能になり、多くのソフトウェアでバグが見つかっています。Anthropicは、研究組織のTheoremと協力して、AI「Claude」を使った形式的検証の方法を作りました。形式的検証とは、プログラムを数学の言葉で書き表し、バグがないことを証明する方法です。
主な数字と事実
なぜ今まで難しかったのか
形式的検証のアイデア自体は新しくありません。しかし、証明には多くの手間がかかります。そのため、飛行機の制御機器のように、失敗すると大事故になるシステムでしか使われてきませんでした。
なぜ大事なのか
AIでバグが見つかる数が増えると、修正が追いつかなくなります。形式的検証が広く使えるようになれば、ソフトウェアの安全性を大きく高められるかもしれません。ただし、Anthropicも限界を認めています。RISC-V以外のCPUでは、同じ証明が当てはまるとは限りません。実際の使用環境すべてを確かめる必要もあります。
今後の注目点
- コストが下がるかどうか(モデルが良くなると使うトークンが減ると見込まれている)
- 証明の内容を別のソフトウェアで再利用できるかどうか
- Armやx86など他のCPUへ広げられるかどうか
- TheoremがOSSプロジェクト向けに無償提供している手法が、どれだけ使われるか
用語解説
- Anthropic
- AIの開発を行う会社。AI「Claude」を作っている。
- Theorem
- 形式的検証の研究を行う研究組織。Anthropicと協力している。
- 形式的検証
- プログラムを数学的な方法で表し、バグがないことを証明する手法。
- トークン
- AIが文章を読んだり書いたりするときに扱う、小さな文字のかたまりの単位。
- オープンソースライブラリ
- 誰でも無料で見たり使ったりできる、部品のようなプログラムのこと。
- RISC-V
- CPUの設計の一種。無料で使えるように公開されている。