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巨大なごみの島が太平洋の海水をターコイズ色に変える
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太平洋にある巨大なゴミの浮遊域「グレート・パシフィック・ガーベージ・パッチ」が、海の一部を青緑色に変えているという研究です。原因は、海に浮く細かいプラスチックのかけらだと考えられています。
何が起きたのか
ノルウェーのベルゲン大学のチームが、ハワイとカリフォルニアの間にあるこのゴミの帯を調べました。細かいプラスチックが非常に多く、海の色が青や緑の方向に変わっていることがわかりました。研究結果は11月5日に科学誌『Communications Earth & Environment』に発表されました。
数字で見るゴミの帯
- ゴミの帯の広さは、テキサス州のおよそ2倍です。
- 2018年の調査では、プラスチックは約1兆8000億個と推定されています。重さは約7万9000トンです。
- 浮いているものの約94%は細かいプラスチックですが、重さでは全体の約8%にすぎません。重さの多くは古い漁具です。
- 毎年海に入るプラスチックは最大1300万トンと推定されています。そのうち海面に浮くのは約25万トンです。
海の色はなぜ変わるのか
海の色は、水が跳ね返す光の種類で決まります。水は短い青い光を散らすので、海は青く見えます。プラスチックの粒も光を散らすことができます。そのため、小さな植物や藻、泥と同じように、海の色を変えることがあります。研究チームは、プラスチックのゴミをスムージーのような濃い液体にし、光やレーザーを当てて、光との関わりを調べました。
なぜ大切なのか
人工衛星は、色の変化を見ることでプラスチック汚染を見つけられるかもしれません。そうなれば、問題がどれほど深刻かを測る助けになります。細かいプラスチックは海の生き物が食べてしまうことがあり、食物連鎖を通じて上の生き物へ移り、最終的には魚介類にも入り込むかもしれません。ただし、この関係を確かめるには、ゴミの帯で直接測る必要があります。
これから注目されること
- ゴミの帯で直接行う現場調査です。手間がかかり、費用も高くなります。
- 同じ方法が、細かいプラスチックが多い他の海域でも使えるかどうかです。
- 人工衛星やドローンを使った検出技術です。この10年で良くなりましたが、小さなかけらの検出はまだ難しいままです。
用語解説
- Communications Earth & Environment
- 地球と環境の科学を扱う学術雑誌。今回の研究結果が掲載されました。