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デジタルヘルス:保健所はパンデミックにどれだけ備えられているか?
政策・産業2分で読めます
ドイツの地域保健所(Gesundheitsämter)が、次の感染症の大流行に備えられているかを調べた記事です。新型コロナの後も、デジタル作業の基本でつまずいていると伝えています。
何が起きたのか
ジャーナリストのマリー=クレール・コッホさんが、ポッドキャストで2人のゲストと話しました。ゲストは、ベルリンの保健所で働いた医師ニコライ・サヴァスカン氏と、そこでデジタル事業を率いたITコンサルタントのメスut・ヤヴズ氏です。2人は、次の危機には技術だけでは足りないと話しています。
コロナ禍の現場
新型コロナのとき、感染の報告はファクスで届くことが多く、手で表に打ち込まれていました。保健所にあったのは、ExcelやAccessのような基本的な道具だけでした。新しい統計ソフトは、古い事務システムにつなげられませんでした。さらに「Maier」と「Meyer」のような小さなつづりの違いで、同じ人が二人の患者として数えられることもあったそうです。
数字で見る現状
- ドイツには約400の保健所があります。
- WHO(世界保健機関)は、2030年までに各国が新しい感染の広がりを24時間以内に見つけることを目指しています。
- 「公衆衛生局協定」という特別な計画では、デジタル作業のために8億ユーロが出されました。
- そのお金のうち、州をまたいで協力するプロジェクトに回ったのは約5%だけです。
なぜ大切なのか
よいデジタル道具があれば、保健所は介護施設や透析センターにいる弱い立場の人を早く見つけられます。そうすれば、建物ごと閉鎖しなくても、その人たちを守れます。良いシステムがなければ、次の危機で保健所の対応が遅く、また広すぎる対策になるおそれがあります。
今後注目したいこと
- 8億ユーロが、ドイツ全体で共有できるオープンソースのシステムにつながるかどうか。
- ベルリンにできるWHOの早期警戒センターで、人工知能を使った仕組みが進むかどうか。
- 保健所同士が、データのシステムをつなげられるかどうか。
- ゲストたちの研究が指摘するように、政治の対立が公衆衛生の仕事にどう影響するか。
用語解説
- Gesundheitsämter
- ドイツの地域の保健所。感染症の対策などを行う役所です。
- Excel
- 表計算ソフト。数字を表にまとめたり計算したりするためのソフトです。
- Access
- データベースソフト。大量のデータを整理して管理するためのソフトです。
- WHO
- 世界保健機関。世界の健康を守るための国連の専門機関です。