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多くの銀行で生体認証が依然として突破されている
セキュリティ2分で読めます
ベトナムの警察幹部が、銀行の顔認証などの生体認証(指紋や顔などで本人を確かめる仕組み)が、偽の写真や動画(ディープフェイク)で破られている、と警告した話です。
何が起きたのか
2026年10月22日、ハノイで開かれたイベント「Smart Banking 2026」で、ベトナム公安省サイバーセキュリティ局(A05)のトリエウ・マイン・トゥン副局長が話しました。多くの銀行で、生体認証が写真や動画を使ったディープフェイクに破られているといいます。犯罪グループは、静止画や短い動画を使って顔認識システムをだましています。
数字で見るポイント
- 銀行システムは1日に約1億件の決済取引を処理しています。
- 取引の総額は約1,200万億ドン(約1.2百万兆ドン)です。(記事では「1,2 triệu tỷ đồng」と書かれています)
- 一部の銀行では、95%を超える取引がデジタル経路で行われています。
- 一部の攻撃では、数百億ドン規模のお金が盗まれたと報じられています。
- お金の追跡には、今も1〜2日かかることがあります。
なぜ今、問題になっているのか
以前は、犯罪者が利用者を直接だまして、お金を取るのが一般的でした。最近は、銀行や金融機関のシステムそのものを攻撃するケースも出てきました。また、犯罪グループは人を雇ったり、人を閉じ込めて取引を操作させたりすることもあるそうです。組織的で、海外にサーバーや運営者がいる例もあるとされています。
なぜ大切なのか
生体認証は「本人だけがお金を動かせる」ための大事な守りです。それが破られると、お金は素早く分散されて消えてしまいます。銀行には、利用者を守ることと、取引の安全を両方見張ることが求められています。副局長は、銀行と警察が協力して、だまし取られたお金を素早く追い、止める必要があると訴えました。
今後注目したいこと
- 銀行と公安省、中央銀行が、どのように協力を強めるか。
- 顔認証など生体認証の仕組みが、どう改善されるか。
- セキュリティへの投資ルール(記事では、IT投資の少なくとも15%をセキュリティに使う規定があると紹介されています)が、どのように守られるか。
- 利用者のデータをきれいに整理する取り組みが進むか。
用語解説
- A05
- ベトナム公安省のサイバーセキュリティ局。ネット上の犯罪を取り締まる警察の部署です。
- ディープフェイク
- AIで作られた、本物そっくりのにせの写真や動画のことです。
- 生体認証
- 指紋や顔など、体の特徴を使って本人かどうかを確かめる仕組みです。