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Astragon、開発スタジオを閉鎖 ハムの「Seafarer」開発元に終止符
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ドイツのゲーム会社Astragon Entertainmentが、自社のゲーム開発スタジオ「Astragon Development」(ハム市)を閉鎖します。約30人が仕事を失う見通しです。
何が起きたのか
デュッセルドルフにあるゲーム出版社Astragon Entertainmentは、ハム市にある自社スタジオAstragon Developmentを閉じる計画です。11月末までに、混乱が起きないように業務を止める予定です。会社は、既存の契約や借金はすべて果たすと説明しています。方針を変え、他のスタジオが作ったゲームを売り出す「パブリッシング」に集中するとしています。
数字で見る主な事実
- 約30人が職を失う予定
- 業務は11月末までに終了
- 2023年4月に350万ユーロでスタジオを買収
- スタジオの前身Independent Artsは1990年に設立
スタジオの歴史
Astragon Developmentは、1990年設立のIndependent Artsから生まれました。Independent Artsは「受託開発」を行い、他社の依頼でゲームを作っていました。取引先には、Kalypso Media、Wild River Games、Daedalic Entertainmentなどがいます。Astragon Entertainmentは、バスや建設機械を操作する「シミュレーションゲーム」で知られ、英国の出版社Everplayの3つの部門の一つです。
最後のゲーム
スタジオ最後の作品は、船の操縦を楽しむ船舶シミュレーター「Seafarer: The Ship Sim」です。ほぼ1年の early access(早期アクセス版)を経て、2026年9月24日に製品版が発売されました。対応機種はPC、PlayStation 5、Xbox Series X/Sです。ドイツ政府は、ゲーム開発を支援する資金制度から180万ユーロ以上を出しました。閉鎖までは更新を続けるとしています。
なぜ重要なのか
今回の閉鎖は、ドイツのゲーム業界の流れを示しています。Daedalicも2023年に開発をやめ、出版だけに集中しました。大手スタジオも厳しい状況にあり、Ubisoftはドイツで約100人の人員削減を計画しています。その中には、「Anno」シリーズを作るUbisoft Mainzも含まれます。
用語解説
- Astragon Entertainment
- ゲームを売り出す出版社。他社のゲームの販売や宣伝を行う。
- パブリッシング
- ゲームを売ったり宣伝したりする仕事。開発は他社に任せることが多い。
- 受託開発
- 他社の依頼を受けて、その会社のためにゲームを作ること。
- early access(早期アクセス版)
- 完成前のゲームを、先に一部のプレイヤーが遊べる販売の形。
- Daedalic Entertainment
- ドイツのゲーム会社。2023年に開発をやめ、出版に集中した。
- Ubisoft
- フランスの大手ゲーム会社。『Anno』シリーズなどを出している。